「CITY THE ANIMATION」1話 感想|ドゥルドゥル動く京アニ作画とゆる街ギャグの熱量

「CITY THE ANIMATION」1話 感想|ドゥルドゥル動く京アニ作画とゆる街ギャグの熱量 CITY THE ANIMATION
記事内に広告が含まれています。

「あのCITYがついに動き出した!」─ 原作・あらゐけいいちのシュールギャグと京都アニメーションの圧倒的な作画力が融合した、「CITY THE ANIMATION」第1話が放送されました。

ドゥルドゥル滑るキャラの動きから、カタ焼きそばinバッグのカオス展開、そして濃厚すぎるキャラたちの掛け合い。原作ファンもアニメファンも唸る完成度で、もう「夏の新定番」の予感しかしません。

この記事では、1話の演出・キャラ・作画・声優・音楽と多角的に分析し、京アニ×あらゐ作品としての魅力を徹底解剖します。

あわせて読みたい!
京アニ事件からの復興と挑戦:メイドラゴンとCITYが象徴する再生の歩み

※この記事は2025年7月7日に更新されました。

この記事を読むとわかること

◆内容◆

  • CITY 1話のあらすじとギャグ展開
  • 京アニ作画や演出の見どころ
  • 南雲・わこ・にーくらのキャラ感想

CITY 1話 感想・ストーリー解説|原作の“カオス”がここに

「CITY」第1話は、“街の空気ごと動き出す”という衝撃的な幕開けでした。原作の持つシュールさと、京アニらしい細密なアニメーションが絶妙に融合し、初見でもファンでも心を掴まれる構成となっています。

ドタバタとした日常の中に、時折挟まる突拍子もない展開やセリフ回し。キャラクターたちの“無意味な必死さ”が、逆に生きるリアリティを与えていると感じられます。1話の見どころやストーリーの骨子をここで整理していきます。

冒頭から炸裂!ドゥルドゥル動く作画の魔力

冒頭数分で感じたのは、京アニの本気とも言える滑らかな動きと細かな表情演出です。原作でも印象的な「無駄に元気な登場シーン」や「シュールな止め絵」を、ここまでダイナミックに“ドゥルドゥル”と動かせるのかと驚かされました。

特に主人公・南雲のテンポ良い疾走シーンでは、背景の街並みすら呼吸しているかのよう。例えばカタ焼きそばを全力でバッグに詰める一連の流れ、原作ファンなら思わず笑ってしまう“あのギャグ”も、「アニメで観るとここまで面白いのか!」と感じさせます。

「CITY」らしい、どこか“意味不明”なのにクセになる街の空気。作画がそれを体感型コメディとして押し上げています。SNSでも「京アニならではの動き」「まさにあらゐワールドの映像化」と絶賛の声が多く、ここから続く混沌の日常劇への期待が高まる滑り出しでした。

金欠南雲とカタ焼きそば事件──テンポと間の妙

1話のメインエピソードは、主人公・南雲が金欠に悩みながらカタ焼きそばを強引にバッグへ詰め込む、という“くだらなさ全開”のドタバタ劇です。ここで際立つのが、「CITY」独特の“間”と“テンポ感”です。

ギャグの直後に一瞬だけ訪れる静寂や、キャラ同士の言葉のすれ違い。京アニらしい絶妙な間合いが、原作の“脱力感”をより際立たせています。南雲・わこ・にーくらの掛け合いも軽快で、初見でも感情移入できる親しみやすさが光ります。

このテンポの良さが、「CITY」を“見続けたくなる”アニメにしています。私自身、ギャグの合間に描かれる「何気ない仕草」や「やりとり」に妙な愛おしさを覚えました。第1話はストーリーというより、“街そのもの”が主人公なのだと気付かせてくれる幕開けです。

京アニの映像哲学|石立太一監督の“覚悟”が見える演出

「CITY」1話は、京都アニメーションが持つ“映像のこだわり”が際立った回でもありました。石立太一監督ならではの独自の画面設計やカメラワークが、街とキャラクターの生命感を一層引き立てています。

原作ファンだけでなく、普段あまりアニメを観ない層にも「これが京アニの表現力か」と感じさせる力がありました。細部まで目を凝らしたくなるような背景美術や、何気ない動きに込められた作画の“熱”を味わえるのが本作最大の醍醐味です。

背景も動く!街全体が息づく街描写

この第1話でまず目を引いたのが、背景美術とアニメーションの融合です。京アニの技術力が存分に発揮され、石畳や看板、通りを行き交う人々まで細かく描写されています。単なる舞台装置ではなく、「街そのものがキャラクター」として動いている感覚を強く受けました。

カメラがキャラを追うとき、背景も自然に流れ、まるで実際に散歩しているような“体験型”の映像に。特に南雲がバイト先へ走るシーンでは、看板の微妙な汚れや、窓ガラスに反射する空の色合いまで緻密に表現されており、「この世界に本当に住んでみたい」という没入感がありました。

ネットでも「ここまで背景を“動かす”のは京アニだけ」「漫画の空気をアニメで再現できている」といった声が多く、視覚的にも作品世界に引き込まれる要因となっています。これこそが石立監督が“CITY”で示したかった街描写の真骨頂と言えるでしょう。

表情の一コマに宿る“原作再現力”

「CITY」の面白さは、ドタバタしたギャグや日常のテンポだけでなく、キャラクターたちの一瞬の表情にもしっかり宿っています。原作漫画の特徴的な“間抜け顔”や“独特の目線”が、アニメでは見事なタイミングと作画で再現されていました。

たとえば南雲が困り顔を浮かべるシーンや、わこが予想外のリアクションをする場面。ギャグのキレ味が増すだけでなく、「ここに“人間らしさ”がある」と感じさせてくれます。カメラがじっと表情を映し続ける間、セリフがなくてもキャラの心情や空気感がしっかり伝わってくるのは京アニならではです。

この“表情”の演出が、原作ファンにも初見視聴者にも強く刺さる部分であり、アニメ化の価値を最大化していると感じました。こうした細やかな演出は、石立監督の「漫画リスペクト」と「アニメの新たな挑戦心」が共存した、非常に濃密な時間となっていました。

キャラクター考察|個性爆発の“街の住人たち”

「CITY」第1話は、個性豊かなキャラクターたちが一気に登場し、視聴者の心を掴みます。南雲・わこ・にーくらの3人を中心に、洋食マカベや謎キャラまで多層的な魅力が詰め込まれていました。

彼女たちの掛け合いや日常のドタバタが、街全体を“生きている世界”として描き出します。各キャラがどのように物語の中で躍動し、視聴者に何を残したのかを深掘りします。

南雲・わこ・にーくらトリオの魅力分析

この物語の中心をなすのは、やはり南雲・わこ・にーくらのトリオです。それぞれの個性がしっかり立ち、誰か一人が“主役”というより、三人全員が主役級の存在感を持っています。

南雲の“お金がないけど妙にエネルギッシュ”な行動力、わこの“天真爛漫な天然キャラ”、そしてにーくらの“クール系ツッコミ”。このバランスが「CITY」ならではの空気を生み出しています。「くだらないのに憎めない」そんな彼女たちの行動は、SNSでも「クセになる」「何度でも見たい」と話題になっていました。

加えて、三人の絶妙な距離感や、時折見せる本音も心に刺さります。アニメならではの表情や声色によって、漫画以上に“人間味”が伝わるのも特徴です。今後も彼女たちがどんな騒動を巻き起こすのか、目が離せません。

洋食マカベ店員&謎マスコットが放つインパクト

忘れてはいけないのが、洋食マカベの個性的な面々や謎のマスコットキャラたちです。1話では、マカベ店主やバイト仲間、さらにはシュールな動きの謎キャラが「この街の“カオス”」を象徴しています。

特に、マカベ店主のツッコミや、何気ない仕草のクセの強さは「脇役なのに主役級」とさえ思える存在感。アニメの作画によって、小さなリアクションや一言にも“生きている街”の息遣いが感じられます。

また、唐突に現れるマスコット的存在が「現実離れした不思議さ」と「CITY」特有の世界観を際立たせています。今後どのようなキャラが増えるのか、想像するだけでワクワクする――そんな“広がる街”の物語を予感させる回でした。

音楽・声優が生む“空気感”|OP・ED・劇伴の効果

「CITY」第1話では、音楽と声優陣の存在感が物語全体の“空気感”を決定づけていました。OP・EDの選曲や劇中BGM、そして主要キャストの声の温度が、独特な日常コメディの世界観にぴったりとハマっています。

ただ賑やかで楽しいだけでなく、作品の根底に流れる“懐かしさ”や“街の温度”が自然と伝わるのは、音楽と演技の力によるものです。その印象的な演出効果を、具体的に振り返ります。

OP「Hello」とED「Lucky」が繋ぐ“夏の余韻”

まず注目したいのが、オープニングとエンディング楽曲です。OP「Hello」はアップテンポでポップなメロディが印象的で、朝の賑やかな街を歩き出すようなワクワク感があふれています。

映像とのシンクロも絶妙で、キャラクターの躍動感や街のカラフルな日常がリズミカルに表現されています。一方、ED「Lucky」は柔らかなメロディと共に、一話を観終えた後の“静かな余韻”を残してくれます。

この2曲が、「CITY」という街の朝と夜、あるいは騒がしさと静けさを象徴しているようにも感じました。作品世界の“季節感”や“生活感”を音楽で伝える巧みさに、アニメファンとして思わずうなってしまいます。

小松未可子・豊崎愛生・石川由依の演技バランス

キャスト陣の演技もまた、本作の魅力を大きく底上げしています。南雲役・小松未可子はテンション高めのコミカルさと、時折垣間見せる“素直な弱さ”のギャップを繊細に表現。

わこ役・豊崎愛生は天真爛漫な可愛らしさと、突発的なリアクションの絶妙な“抜け感”が光ります。そして、にーくら役・石川由依のキレのあるツッコミや落ち着きある声色が、三人のバランスを絶妙に保っていました。

「アニメならではの“距離感”」は、この声優陣の掛け合いによってさらに際立ちます。自然な会話劇やギャグのテンポ感が心地よく、「この街で彼女たちが生きている」というリアリティを強く感じさせるポイントになっていました。

「日常」比較と進化点|あらゐワールドの深化

「CITY」は、あらゐけいいちの代表作「日常」と比較されることが多いですが、両作品の“違い”と“進化”こそが本作の最大の魅力となっています。“日常ギャグ”の枠を越えた物語性や、街そのものを描く視点が、「CITY」を“新しいアニメ体験”へと昇華させています。

原作ファンとしても、「この進化と新鮮さは見逃せない」と感じた1話でした。ここからは、あらゐ作品ならではの“深化ポイント”を掘り下げていきます。

日常シリーズとの違い──カオスと物語性の両立

「CITY」と「日常」は、どちらもシュールなギャグと独特の世界観が魅力ですが、その方向性には明確な違いがあります。「日常」は“個”のキャラクターの内面や日常の些細な出来事を軸にしたコメディ色が強く、ストーリーよりもワンシーン・ワンギャグで構成されていました。

一方、「CITY」は街全体をひとつの舞台とし、多数のキャラクターと複数の視点が交錯するカオスを描いています。1話の段階でも、住人たちの繋がりや連鎖反応的なギャグが盛り込まれ、シリーズを重ねるごとに物語が大きく動き出しそうな予感を与えてくれました。

この“カオスの中に流れるストーリー性”が、従来のあらゐ作品にはない“新鮮な体験”を生み出していると実感します。ギャグ一辺倒ではなく、登場人物や街の歴史まで描かれることで、視聴者が「この街で共に暮らしている」感覚を味わえるのが「CITY」の醍醐味でしょう。

原作ファン視点で見る“進化”と“新鮮さ”

原作ファンの立場から見ても、「CITY」1話は“新しいあらゐけいいち像”を強く感じさせるものでした。たしかにシュールで突飛な笑いは健在ですが、同時に街の人々の“つながり”や“リアリティ”にも重点が置かれています。

たとえば、些細なトラブルが街中を巡り巡って連鎖し、最終的に別のギャグや感動的な瞬間に繋がっていく。こうした群像劇的な展開や、“住人視点”の演出は「日常」にはなかった要素です。

キャラクター同士の距離感や日々の息遣いを丁寧に描くことで、笑いだけでなく“ほっこりする余韻”や“先が気になるワクワク感”が加わった印象。SNSでも「進化したあらゐワールド」と評価されており、私自身も今後の物語に大きな期待を抱かずにはいられません。

CITY 1話 感想まとめ|この夏、街に“住みたい”と思わせる作品へ

「CITY」第1話は、あらゐけいいち×京アニが生んだ“街ぐるみのカオスコメディ”として、アニメファンの心に鮮烈な印象を残しました。日常の延長線上にある“くだらなさ”と“あたたかさ”、そして街の全てが動き出すような疾走感──。この一話で「この街に住んでみたい」と感じた視聴者も多かったのではないでしょうか。

キャラクターたちの生き生きとしたやりとり、圧倒的な作画と映像美、そして音楽・声優陣の織り成す“空気感”が、令和の新たな日常ギャグアニメの金字塔として光っています。私自身、これほどまでに“街そのもの”を愛おしく感じさせてくれるアニメは稀有だと感じました。

あなたはどのキャラクターや場面が印象に残りましたか?もし「CITY」の世界に入れるとしたら、どんな日々を過ごしてみたいですか。ぜひSNSやコメントであなたの感想も聞かせてください。“新たな日常”が始まるこの夏、アニメ「CITY」と共に、“街”の物語を歩んでみませんか。

【参考リンク】
CITY THE ANIMATION公式サイト
CITY THE ANIMATION公式X

この記事のまとめ

◆ポイント◆

  • CITY 1話は街とキャラの魅力満載
  • 京アニ作画で日常のカオスが映像化
  • 南雲たちの掛け合いがテンポ良い
  • 原作「日常」との違いも新鮮

CITY 1話の感想を最後まで読んでいただきありがとうございます!
京アニならではの作画や、南雲たちの個性がすごく印象的でした。
ぜひSNSでもCITYの魅力やあなたの推しキャラについて語ってみてください!

タイトルとURLをコピーしました