『忍者と殺し屋のふたりぐらし』第3話では、さとこのアルバイト挑戦が描かれ、一見コメディに見える展開に衝撃の“死体沈めバイト”が登場。
ギャグと後味の悪さのギリギリを攻めた本話は、ネット上でも話題騒然となっています。

忍者と殺し屋ってただのギャグアニメじゃないの?急にバイトで〇体処理ってどういうこと!?

ギャグなのに怖い、でもクセになるって声も多いよ!3話の見どころをまとめて紹介するね!
※この記事は2025年4月25日に更新されました。
◆内容◆
- 死体沈めバイトの異常性と演出意図
- さとこのバイト挑戦と社会とのギャップ
- 可愛いキャラと後味の悪さの融合
忍者と殺し屋のふたりぐらし 3話 感想|最も衝撃だった“死体沈めバイト”の真意とは?
『忍者と殺し屋のふたりぐらし』第3話は、さとこのバイト体験が描かれた“就活コメディ回”…と思いきや、ギャグの裏に潜む闇の深さが視聴者の心をざわつかせました。
バイト内容の過激さ、そして平然と受け入れられていく世界観は、この作品ならではのブラックユーモアと世界観を際立たせています。
ギャグとグロの境界線を歩く“仕事回”の異常性
今回最大の衝撃ポイントは、さとこが挑戦した“死体を棒でつついて沈めるバイト”という都市伝説じみた仕事内容でした。
死体処理のバイトという設定は、ただのギャグとして片付けられないほどに強烈なインパクトを持っています。
しかし作中では、さとこが葉っぱに変化させて対処するという非現実的な処理方法で緩和されています。
その異常さが逆に笑いを誘うという、シュールギャグの真骨頂といえる展開でしょう。
こうしたブラックな設定の中に潜む「命の扱いの軽さ」は、キャラの可愛さとのギャップによってより際立っていました。
バイトで心折れる忍者、そして忍者の“命の軽さ”が浮き彫りに
さとこは“死体沈めバイト”の内容にすぐさま心を折られてしまいます。
彼女は忍者でありながら、死体を目にすることには慣れておらず、ギャップのあるキャラクター性が今回のテーマをより鮮明にしました。
特にリーダーが「前回泣いていたのは何だったのか」とツッコむ場面は、キャラたちの過酷な日常に読者の感情をリンクさせるポイントでもあります。
また、あっさり命を落とす他の忍者たちの姿は、この世界における“命の軽さ”を象徴していました。
日常の中に突然現れる死、それでも物語は淡々と進んでいくという構図が、視聴者に違和感と中毒性をもたらしているのかもしれません。
さとこはなぜバイトを始めたのか?その動機と破壊力ある面接劇
第3話では、さとこの「バイトしてみたいです」という突然の発言から物語が動き出します。
殺し屋としての生活に慣れた彼女が、なぜかアルバイトに憧れを抱くというギャップが、今回のストーリーの鍵になっています。
履歴書は嘘で埋め尽くせ!?学歴詐称と返り血付きの自己PR
さとこのバイト探しは、彼女が社会常識ゼロの忍者であるがゆえにトラブル続きです。
最初に提出した履歴書は返り血まみれ、年齢は15歳、髪色も突っ込まれて、当然のように不採用ラッシュ。
このはの助言で履歴書の年齢を18歳に偽装し、学歴詐称という忍法を駆使してようやく面接にたどり着きます。
「履歴書は嘘を書くもの」と断言するさとこは、どこまでも天然で非常識ですが、その姿勢は妙に憎めません。
社会という名の戦場でボコボコにされながらも挑み続ける姿には、応援したくなる何かがあります。
この状況がギャグであると同時に、現代の就活生の苦悩を風刺しているようにも見えてしまうのがこの作品の奥深さです。
面接官のツッコミ炸裂!15歳&派手髪忍者が職を探すとこうなる
さとこの面接シーンでは、あまりに無防備な姿勢と非常識な発言が面接官の冷静なツッコミを誘います。
「この髪色、地毛ですか?」「そもそも15歳で労働って…」など、リアルな反応が続出し、現実社会とのギャップが鮮やかに描かれていました。
ここで描かれる社会とのミスマッチは、ただの笑いではなく、さとこのキャラ性を強調する大事な要素でもあります。
しかもそれを真顔で乗り越えようとする彼女に、独特の応援したくなる魅力が生まれているのです。
このシーンのテンポ感は抜群で、ギャグとリアルの緊張感が絶妙に共存しています。
最終的には、「バイトって忍者より厳しいのでは?」という印象すら与える面接劇でした。
回を重ねて増す“後味の悪さ”と“ゆるかわ”の不協和音
『忍者と殺し屋のふたりぐらし』は、可愛いキャラとブラックユーモアのミスマッチが魅力ですが、第3話ではその“ズレ”がさらに加速。
ギャグアニメとは思えないような後味の悪さと、日常系のような可愛さが奇妙に共存する空気感が際立ちました。
ギャグアニメなのに夢に出そう!?毎回誰かが消える世界観
この作品の特徴として、毎話誰かが死亡するという“ブラック日常”があり、今回も例に漏れず刺客が登場し命を落とします。
しかもその出来事が物語の流れとして扱われ、登場人物たちも淡々と処理していく姿が強烈な不気味さを放っています。
「日常アニメ」なのに夢に出そうな場面が多く、視聴者の情緒を逆撫でする構成が際立っていました。
無邪気なさとこや、このはの言動がブラックな展開を包み隠すように作用し、見終わった後にじわじわと違和感が残ります。
この“ズレ”が、中毒性とモヤモヤ感の両方を生み出している理由と言えるでしょう。
愛と死と葉っぱ変化。百合ップルと忍者の日常はなぜか儚い
今回明かされたリーダーの恋人が女性だったという展開では、百合要素の萌えと殺し屋の非情さが交差して描かれました。
「同棲している百合カップル」と「殺伐とした任務」が同時に描かれることで、視聴者の感情は大きく揺さぶられます。
また、さとことこのはの関係にも微妙な変化が見られ、愛のような情、でもどこか冷たい距離感が感じられるシーンも。
このはがGPSで居場所を把握していたり、「ここで全員殺してもいい」と口にしたりと、優しさと狂気の二重構造が作品に深みを加えていました。
そんな中、忍者がまた1人葉っぱになって消える描写が“慣れてはいけない現実”として重くのしかかります。
SNSの反応まとめ|「もう忍者も殺し屋も信用できない(笑)」
放送後、SNS上では『忍者と殺し屋のふたりぐらし』第3話に対してさまざまな意見が飛び交い、感情のジェットコースターに乗せられた視聴者が多数見られました。
ギャグなのに怖い、なのになぜかクセになるという不思議な魅力が共感を集めています。
「ギャグなのに怖い」「胸糞だけど見続けてしまう」視聴者の中毒症状
第3話放送直後、SNSでは「ギャグの皮をかぶったホラー」「毎回誰か消えるのやばい」といった声が溢れました。
一方で「なぜか癖になる」「怖いのに笑ってしまう」という、中毒性を訴える投稿も少なくありません。
その根底には、可愛いキャラに感情移入してしまう視聴者の心理がありそうです。
死が日常として処理される異様さに違和感を抱きながらも、次回を気にしてしまうという矛盾が本作ならではの魅力を生み出しています。
まさに“可愛いけど怖い”“笑えるけど後味が悪い”という二面性が、視聴者の心を掴んで離さないのでしょう。
羊宮ちゃんキャラの使い捨てに物申す!惜しまれる美人枠
SNSでは「せっかくの美人キャラが1話退場なんて勿体なさすぎる!」という不満の声も多く見られました。
CVが人気声優・羊宮さんであったこともあり、彼女のキャラにもっと出番をという声が目立ちました。
特に視聴者の中には「死んだ忍者女子会とかやって復活してくれ」と願望をつぶやくファンも。
一度きりの出演が逆に記憶に残るという面もありますが、やはり惜しむ声が多い印象です。
キャラを“消費”する構成に納得しつつも、「もっと見たかった!」という気持ちが湧いてしまうのが本作の罪深さかもしれません。
忍者と殺し屋のふたりぐらし 3話 感想の総まとめ|笑っていいのか戸惑うあなたに
『忍者と殺し屋のふたりぐらし』第3話は、ブラックジョーク全開の“死体沈めバイト”や忍者の儚さが描かれた異色回でした。
可愛らしいキャラデザインと、毎回人が消えるという非情な展開のギャップが視聴者の感情を揺さぶる要因となっています。
また、リーダーの百合設定や、さとことこのはの関係性にも微妙な変化が見られ、作品の世界観がより広がりを見せています。
一見ゆるふわ日常系に見えて、実は命の価値観を問うような深みがあるのがこのアニメの魅力。
笑っていいのか、戸惑うあなたも、気づけば次回を楽しみにしている──そんな作品です。
◆ポイント◆
- 忍者が挑戦するバイトの過酷さ
- 履歴書詐称のギャグと風刺性
- 死と日常が交差する不思議な世界観
- SNSでも賛否両論の話題性

第3話も読んでいただきありがとうございます!
死体沈めバイトというワードだけで衝撃ですが、可愛いキャラたちのギャグが絶妙で、つい見入ってしまいますね。
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