『魔術師クノンは見えている』第4話「いざ王城へ」は、クノンの王城デビュー回でありながら、緊張感よりも“いつもの実験の延長”のような軽やかさが印象的なエピソードでした。
水で猫や人間を作り出すクノンの魔術、継承権を捨ててまで魔術師を選んだ第二王女レーシャ、そして「魔術は力だ、人や物を傷つけることは拒否しなさい」と諭す父。王城という大舞台の中で、それぞれの立場と想いが自然に浮かび上がってきます。
この記事では、第4話のあらすじをおさらいしつつ、クノンの才能と倫理観、レーシャや総監との関係性を「アニメ愛好家ユウ」として丁寧に掘り下げていきます。ネタバレを含む感想・考察に加え、SNSの反応も交えながら、この回がなぜ作品全体の転換点と言えるのかを一緒に見ていきましょう。
※この記事は2026年1月26日に更新されました。
◆内容◆
- 魔術師クノンは見えている第4話概要
- レーシャと総監のキャラ感想
- クノンの目標と父の教えの考察
『魔術師クノンは見えている』第4話 感想・あらすじ・考察「いざ王城へ」
まずは、第4話で描かれた出来事をざっくり整理していきます。クノンが父とともに王城へ向かい、レーシャに案内されて黒の塔へ入り、王宮魔術師総監と対面するまでの流れは、作品世界の“スケールアップ”を感じさせる重要なパートです。
同時に、クノンの目標である「魔術で目玉を作ること」が改めて言葉として示され、物語の芯もはっきり見えてきました。
『魔術師クノンは見えている』第4話「いざ王城へ」あらすじ整理
クノンは父とともに王城へ移動しながら、うまく段取りをつけてくれた父に「癒着の力ってすごい」と平然と言ってしまいます。すでに彼は水の魔術で猫を生み出せるほど成長しており、父は「こんなのがいたら仕事ができなくなる」と苦笑しつつも、貴族は外で猫を飼うという話には少し心を動かされていきます。
王城に到着したクノンを出迎えたのは、第二王女であり王宮魔術師でもあるレーシャでした。未来の義姉となる彼女も水の猫にすっかり夢中になり、クノンはそれが魔術で作られた存在だと説明します。黒の塔へ向かう途中、レーシャは王子が7人・王女が10人いる王家の事情や、功績によって継承順位が変動する仕組み、自分は魔術師を目指すために継承権を放棄したことなどを語り、ミリカが心配していた継承問題の重さも垣間見えます。
一方のクノンは、足元に氷のそりを作って廊下を滑り、騎士に「止まりなさい!」と追いかけられるなど、王城でもマイペース。父は別室で国王への挨拶をこなしつつ、かつて妻を口説き落としたレストランをしっかり予約しているという、親世代のロマンチックな一面もさらっと挟まれます。
やがてクノンは王宮魔術師総監と対面し、その圧倒的な魔力に驚かされます。クノンは水属性で二つ星、レーシャは風で二つ星、総監は四つ星という力の差が示されますが、総監本人は格付けにあまり実感がなく、「これから何を学ぶか、どう努力するかが重要だ」と穏やかに語ります。テストとして「魔術を魔術で奪う」課題を出されたクノンは、抵抗する水魔術に苦戦しつつも、軟体水球や水の猫、人型など、独創的な魔術を次々と披露していきました。
クノンの王城デビューとレーシャ・総監との掛け合いの感想
私がこの回でまず好きだったのは、「王城に来てもクノンはクノンのまま」という点です。普通なら緊張で固くなってもおかしくない場面で、彼は平然と水の猫を見せ、氷のそりで遊び、巨大な水球での移動まで提案してしまう。その無邪気さは危険と隣り合わせなのに、どこか見ていてスカッとするものがありました。
レーシャとの掛け合いも、とても魅力的です。継承権を放棄してまで魔術師になる道を選んだ第二王女が、クノンの魔術に子どものように目を輝かせる。王家の重さを知りながらも「好きなこと」に舵を切った彼女だからこそ、クノンの危うい自由さに共鳴してしまうのだと、私は感じました。どこかの派閥に属さないよう忠告しながら、自分自身は“最大の派閥”から降りているという構図も、彼女の人間くささを強めています。
総監とのやり取りは、「魔術オタク同士の初対面」を見ているような楽しさがありました。クノンの奇抜な魔術を前に、位の高い大人が年甲斐もなくはしゃいでしまう姿は、この世界の人々がどれだけ魔術を愛しているかを物語っています。公式サイトでも、本作は盲目の少年クノンが水魔術で新しい目を作ろうとする物語だと紹介されていますが、アニメ版ではその“研究の楽しさ”が丁寧に描かれていると感じました。TVアニメ『魔術師クノンは見えている』公式サイト ストーリー
水の猫と「目玉を作る」宣言に見えるテーマ考察
ギャグや掛け合いが賑やかな一方で、第4話は作品のテーマを象徴する要素も多く含んでいます。そのひとつが、水で作られた猫や人型の魔術、そしてクノンの「将来の目標は魔術で目玉を作ること」という宣言です。水の猫は、触れれば消えてしまいそうな儚さを持ちながらも、確かにそこにいる“友だち”のように描かれていました。
クノンにとって魔術は、ただの便利な力ではなく、自分の世界を広げるための「新しい感覚」を生み出す手段です。見えていないはずなのに、世界を楽しむためのアイデアであふれている彼の姿は、視力の有無よりも「どう世界を受け取るか」が大事なのだと教えてくれているようでした。そのうえで父が「魔術は力だ、人や物を傷つけることは拒否しなさい」と諭すシーンは、この物語の倫理観を示す核となる一言だと私は考えています。
アニメイトタイムズの第4話紹介記事でも、王城での出会いを通じてクノンの世界が広がっていく点が強調されていますが、私はそこに「力の使い方を学ぶ物語の入り口」としての意味も感じました。目玉を作るという目標は、単に視力を得る願いではなく、「自分の力で世界をどう見直すか」という問いそのものなのだと思います。『魔術師クノンは見えている』第4話あらすじ&先行カット

『魔術師クノンは見えている』第4話の王城デビュー回、感想を語り出すと止まらないですね。

クノンの暴走と騎士の説教ラッシュ、優しさとゆるさ全開にゃ。あれ絶対また怒られるパターンにゃ。

このあとレーシャや総監との関係性や、第4話感想の細かい見どころも追っていくので、続きをゆっくり楽しんでほしいです。
SNSで語られた王城回の盛り上がりと気になるポイント
第4話は、新キャラクターのレーシャや王宮魔術師総監が登場し、王城という新しい舞台も相まって、放送直後からSNSでかなり話題になっていました。
多くの視聴者が「レーシャが一気に好きになった」「クノンのやらかしが面白すぎる」と盛り上がる一方で、作画や盲目表現、世界の“ゆるさ”に対する指摘もいくつか見られました。
レーシャ人気とクノンの“やらかし”をめぐる好評の声
感想ポストやブログでは、まずレーシャへの好意的な反応が目立ちました。王女としての立場と、魔術師になりたいという個人の夢。そのギャップを抱えながらも、クノンと一緒になって廊下を走ってしまう素朴さに、「身分を忘れて楽しんでいる感じが良い」「いまのところ一番好きなキャラになった」という声が多く寄せられていました。
クノンの“やらかし”も、大きな見どころとして語られています。氷のそりで遊ぶシーンや、巨大水球での移動実験をしようとして騎士に三度目のお説教を受けるオチなど、「怒られても全然懲りていないのがかわいい」「王城を完全に実験場だと思っている」といったコメントが多く、能天気なノリを好意的に受け止める視聴者が多い印象でした。
作画・盲目表現・ノリの軽さなど賛否が分かれた部分
一方で、作画や芝居の密度については「少し不安」という声もありました。王城の場面でキャラクターの表情や動きがやや簡素に見えるカットがあり、「作画が苦しそう」「芝居が薄く感じる」といった感想が散見されます。また、クノンが盲目であることを踏まえると、「本当に見えていないのか分かりづらい」と感じる視聴者も一定数いました。
さらに、危険な行為に大人たちがノリ良く付き合ってしまう空気について、「ゆるくて好き」という評価と同時に、「世界の安全性が軽く扱われているようで気になる」という意見もあります。個人的には、この“甘さ”こそが『魔術師クノンは見えている』の優しさにつながっていると感じますが、ここは視聴者ごとの好みがはっきり出るポイントかもしれません。
『魔術師クノンは見えている』第4話 感想のまとめと次回への期待
あらためて振り返ると、第4話「いざ王城へ」は、クノンが王城という大きな舞台に認められつつも、あくまで“いつものクノン”として振る舞い続ける回でした。
水の猫や水球、人型の魔術で周囲を振り回し、レーシャや総監といった新たな仲間候補たちが、それを叱りながらもどこか楽しんでしまう。そこに父の「魔術は力だ、人や物を傷つけることは拒否しなさい」という言葉が重なることで、この作品が単なる天才譚ではなく、力の使い方を学ぶ優しい物語なのだと静かに伝わってきます。
父の言葉とクノンの目標が示す物語のこれから
クノンの「魔術で目玉を作る」という目標は、自分の世界を自分の力で広げていこうとする決意表明です。一方で父は、力を持つことの危うさを理解したうえで、「傷つけることを拒否する勇気」を教えようとしています。このふたつの言葉のあいだに、『魔術師クノンは見えている』という作品の優しさと、これから描かれていくであろう成長の物語が詰まっているように思いました。
次回以降、クノンは王城や王宮魔術師たちとどのように関わり、どんな新しい魔術を生み出していくのか。レーシャやミリカとの関係はどう変化していくのか。そしていつか、本当に「新しい目」が生まれる瞬間は訪れるのか。第4話は、そんな未来への想像を心地よくかき立ててくれるエピソードでした。
【公式サイト・引用・参照】
◆ポイント◆
- 魔術師クノンは見えている第4話総括
- 王城で広がるクノンの人間関係
- レーシャ登場回としての見どころ
- 魔術で目玉を作る宣言の意味
- 父の言葉と今後の物語への期待

『魔術師クノンは見えている』第4話の感想記事を読んでくださってありがとうございます。
王城デビュー回のクノンやレーシャ、総監とのやり取りを一緒に思い出してもらえたならうれしいです。
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