スイーツビュッフェで甘いものを選ぶだけ。それが小路課長にかかると、どうしてこうも壮大な潜入任務になるんでしょうか(笑)。アニメ『おじさんはカワイイものがお好き。』第4話「小路課長と甘いもの」は、カワイイへの愛と「周囲にバレたくない」という警戒心がぶつかる、笑えて少し切ない一本です。
しかも今回は、元妻・武林と早くも再会。見た目は仕事のできる大人、頭の中はキャラクターもののスイーツでいっぱい。その落差に加え、小路が他人に見せる優しさまで描かれ、彼の魅力がぐっと増しました。
※この記事は2026年10月26日に更新されました
今回のポイント
- 小路課長がスイーツビュッフェでカワイイものを隠れて選ぶ
- 元妻・武林との再会が小路の警戒心を刺激する
- 迷子への優しさと、ひよこ型のお菓子が印象を残す
スイーツビュッフェが小路課長には極限の潜入任務
部下の提案でスイーツビュッフェへ向かった小路。甘いものが並ぶ華やかな場所は、カワイイもの好きの彼には本来うれしい空間のはずです。ところが、気づけば周囲は女性ばかり。小路は人目を気にして、キャラクターもののスイーツを目立たないように皿へ取っていきます。
いや、普通に食べればいいじゃないですか! と言いたくなるけれど、それができないのが小路課長なんですよ。会社では頼れる管理職として振る舞い、好きなものについては徹底的に秘密にしている。その二つの顔が、スイーツの前で激しく衝突します。
誰も彼の皿を審査するために集まっているわけではありません。けれど、小路の頭の中では「見られたら終わり」の警報が鳴り続けている。作品はこの自意識の暴走を笑いに変えるのがうまいですね。
この場面の面白さは、何を食べるかではなく、好きなものを選ぶまでに必要な勇気の量にあります。ガチャを回す時も、グッズを手に取る時もそう。大人の趣味の話なのに、やっていることは青春アニメの告白シーンくらい必死です。
元妻・武林の再登場。小路の秘密を揺さぶる距離感
ビュッフェで小路が出くわしたのは、先日の出張先でも顔を合わせた元妻・武林。まさかこんな場所ですぐ再会するとは。甘いものを堪能するどころか、小路の警戒度はさらに上がります。
元夫婦という関係が厄介なのは、会社の同僚より相手をよく知っていることです。職場では通用する「しっかりした課長」という看板も、昔からの自分を知る相手には心もとない。武林が現れるだけで、小路の隠したい気持ちが浮かび上がるのが面白い。
一方、元妻をただの恐怖装置にしないのもこの話のいいところ。再会をめぐる緊張感には、小路が相手にどう見られるかを気にする複雑さがにじみます。恋愛関係が終わっても、過去を全部切り離せるわけではない。その大人ならではの居心地の悪さが、コメディの陰に残ります。
この作品の小路は、決して威張り散らすタイプではありません。ただ「本当に好きなもの」だけは人に見せたくない。その弱点を突く人物として武林が戻ってきたことで、今後の人間関係にも興味が湧きました。
カワイイスイーツを堂々と選べない、そのもどかしさが愛しい
キャラものスイーツを手に入れたいのに、目立つのは嫌。小路の行動には、見栄と愛情が同居しています。でも、その面倒くささを単なる臆病と片付けたくありません。
大人になると「それ、年相応なの?」という他人の視線を勝手に想像して、自分で自分を縛りがちです。とくに小路は役職を持つ男性。本人の中にある「こんなものを好きだと知られたら」という恐れは、年齢や性別への固定観念と結びついているのでしょう。
だからこそ、お皿に載せたかわいいスイーツに対する心の高揚が尊い。誰かを傷つける趣味でもなければ、仕事に支障をきたすわけでもない。自分の好きなものくらい堂々と愛でてほしい。そう応援したくなる作りです。
そして、この「内心は大はしゃぎ、表情は必死に平静」の落差を成立させる小路役・興津和幸さんの声の演技が、作品の笑いを支えています。低く落ち着いたイケおじの声だからこそ、気持ちの右往左往が余計におかしい(笑)。
公式PV第2弾でも、小路の仕事で見せる顔と、かわいいものを前にした心の声との落差を楽しめます。第4話で小路の不器用さが気に入った人には、作品全体の雰囲気も伝わる映像です。
迷子への優しさと、ひよこまんじゅうの悲喜こもごも
迷子の子どもをあやす時の小路の優しい声にも注目です。カワイイものを見つけると途端に挙動不審になる人が、困っている相手には自然に気を配れる。このギャップがいいんですよ。
誰かに見せるための優しさではなく、相手の不安をやわらげようとする態度。部下から信頼される小路の人柄は、こういうささやかな場面によく表れます。実は小路課長、趣味を隠すこと以外はかなり頼れる大人なんですよね。
ひよこまんじゅうが潰れてしまう一幕も、かわいさを愛でたい気持ちと、お菓子として扱う現実のズレが可笑しい。かわいい形が崩れると妙に惜しくなるんですよ。食べるべきか飾るべきか、オタクの悩みは皿の上でも尽きません。
こうした場面に、私は第4話の魅力を感じます。奇抜な事件は起きなくても、小路が何を大切にする人なのかは十分伝わる。ギャグを通して人物像が見えるコメディは、何度でも味わいたくなります。
SNS・視聴者の反応|武林への厳しい声と、小路のかわいさへの共感
10月25日放送の第4話について、Xの実況・感想を集めた第4話の視聴者投稿まとめには、武林の小路への接し方を厳しく評価する投稿がありました。元妻だからといって、相手の嫌がることを冗談で済ませていいのか。コメディの場面でも不快に感じたという反応は見過ごせません。
一方で、武林に振り回される小路を「かわいそ可愛い」と捉えた投稿や、パグ太郎、ラテアート、マシュマロの場面に癒やされたという感想もあります。同じ回でも、笑いの受け取り方が違うところが興味深いですね。
私は、武林の再登場よりも、かわいいものを隠しながら他人には丁寧に接する小路の姿が印象に残ります。自分の好きを堂々と言えない不器用さと、他人への誠実さ。その両方があるから、小路課長をつい応援したくなるんですよ。
甘いものを前にしても自分の「好き」を隠してしまう小路課長。でも、困った人への優しさは隠しきれない。そんな人柄を知るほど、いつかカワイイものを堂々と愛でられる日が来てほしくなります。
【公式サイト・引用・参照】

読んでくれてありがとう!甘いものに囲まれても警戒する小路課長、その必死さが愛しい第4話でした。

ひよこのお菓子は食べてもカワイイにゃ!元妻との再会は胃に悪そうだにゃ。

迷子への優しさにも注目でした。SNSでシェアする時は、お気に入りの小路課長の場面も添えてください。

