TVアニメ『薬屋のひとりごと』第38話では、金剛宮の湯殿に現れた“幽霊”騒動をめぐり、猫猫がその謎を名推理で解決する展開が描かれました。
里樹妃の不安、金剛宮の構造トリック、そして母の形見の「魔鏡」——まさかの物理現象が幽霊の正体とは、さすが猫猫!と言いたくなる回でした。加えて、壬氏が猫猫を“名前呼び”するという衝撃の展開や、小蘭の氷事件といった見逃せないドラマが盛りだくさん。
この記事では『薬屋のひとりごと 38話 感想』として、各所で話題になったポイントや、視聴者の心をザワつかせた演出を一挙に解説&考察していきます!
※この記事は2025年4月12日に更新されました。
◆内容◆
- 薬屋のひとりごと38話の幽霊の正体
- 壬氏と猫猫の関係性の進展
- 小蘭の氷事件と次回への伏線
薬屋のひとりごと 38話 感想|幽霊の正体は“母の魔鏡”?猫猫の名推理が炸裂!
第38話「踊る幽霊」は、後宮の一角・金剛宮で囁かれる幽霊騒動を猫猫が調査する物語。物語はミステリ色が強く、視聴者の興味を引きつける展開が続きます。
幽霊の正体に加え、里樹妃の抱える孤独や母への想いも描かれ、感情的な深みも加わったエピソードでした。
幽霊騒動の真相はトリック×想いが生んだ奇跡
猫猫が調査の結果突き止めた“幽霊”の正体は、なんと金剛宮の建築構造と物理現象の組み合わせによるものでした。湯殿の栓が抜かれたことで起きた風の流れ、揺れる帳、そして母の形見である銅鏡——この三つが偶然重なったことで幽霊のような幻影が生まれたのです。しかもその銅鏡は特殊な加工が施された「魔鏡」で、月明かりの角度によって人の顔を映し出す仕組み。思わず鳥肌が立つほどの偶然が重なった現象でした。
こうした精密なミステリ要素を丁寧に描き切る演出には舌を巻くばかりです。特に幽霊が踊っているように見えたのは、里樹妃の母が生前踊りが得意だったという背景も関係しており、幻想と現実の狭間が生む切ない演出が心に残ります。里樹妃が怯えながらも母を思う気持ちが幻影に意味を与え、視聴者にも深い感動を与えてくれました。
幽霊の正体が映し出す、母娘の切ない絆と金剛宮の闇
この幽霊騒動の本質は、単なるトリックの解明にとどまらず、後宮における人間関係の歪みと、孤独な妃たちの心情を映し出していました。特に注目したいのは、里樹妃が母の形見を「物置」に置かざるを得なかった背景。それは彼女の立場が極めて弱く、侍女頭たちのいじめを受ける日々の象徴でもあります。この状況が幽霊騒動の伏線となり、結果的に猫猫がその裏にある問題構造をあぶり出しました。
壬氏が元侍女頭に直接釘を刺す場面では、王族としての威厳が爆発。その様子にすら猫猫は内心ツッコミを入れており、視聴者としてもニヤリとさせられます。とはいえ、本当に怖いのは幽霊ではなく人間。里樹妃の涙の訴えは、母を恋う子の姿そのものであり、後宮の中で唯一純粋で、だからこそ守られるべき存在に感じられました。
壬氏さま、猫猫を名前呼びしちゃった件について考察しよう
第38話で視聴者をざわつかせた最大の事件、それは壬氏が猫猫を「猫猫」と“名前呼び”した瞬間でしょう。このセリフの破壊力は、恋愛未満の関係だった二人の距離感を一気に縮めたように思えます。
ただのトリック解決回では終わらず、恋のフラグも同時に爆誕した回でした。
「返せよ…オレの猫猫を」発言に沸き立つオタク界隈
壬氏が猫猫のことを「猫猫」と名前で呼んだ瞬間、それまでの“毒舌ドライ系女子×王子様系男子”という距離感が一気に崩れました。特に「返せよ…オレの猫猫を」というセリフは、あまりに直球すぎて、ネット上のファンたちは一斉に昇天。冷静だった猫猫ですら「え?何?」と一瞬固まるレベルでした。これまであれほど不器用な壬氏が、いきなりこの距離感はズルい。
この発言は、猫猫への好意が限界突破している証拠といえるでしょう。言葉の裏には、周囲の妃たちに囲まれても“選ぶのはお前だ”という意思が込められていたと感じます。恋愛フラグの強制発動とも言える演出は、今後の展開にも大きな影響を与えそうです。
距離感バグってる壬氏さま、暴走寸前?羅漢とのバトルも勃発か
この距離感バグの演出は、猫猫ファンならずとも胸がざわつく要素満載でした。しかし、それと同時に立ちはだかるのが“最強の父”羅漢の存在です。猫猫が壬氏に好意を持っているかは不明ですが、彼が自分の素性を明かそうとした瞬間、視聴者の脳裏によぎるのは「羅漢が黙ってない」という不安。皇帝すら一目置く存在であり、干渉すれば必ず“痛い目”に遭うと言われている人物です。
壬氏の真意は「彼女に本当の自分を知ってほしい」という一点。しかしその背後には羅漢との対立という火種があり、今後の展開が政略と恋愛が交差する戦場になる可能性も十分あります。とはいえ、壬氏の暴走ぶりがどこまで続くかは、視聴者として見逃せない要素でしょう。

壬氏の「猫猫を返せ」ってセリフ、破壊力ヤバすぎない?

あのシーン、心臓撃ち抜かれた人続出だったと思う…!

次回の「氷菓」も気になる展開!猫猫、何を作るんだろう?
里樹妃と元侍女頭のバトルロイヤル…イケメンが凄むと世界が変わる
金剛宮の問題は幽霊だけではありませんでした。もっと根深いのは、里樹妃に対する侍女たちの陰湿ないじめです。特に元侍女頭の横暴ぶりは目に余るもので、壬氏の介入によってようやく明るみに出ます。
第38話は、後宮の闇と壬氏の“顔の強さ”が炸裂する痛快な場面が満載でした。
侍女たちの闇と壬氏の一喝!顔が強いって正義
金剛宮での侍女たちのいじめは予想以上に根深く、特に元侍女頭の行動には驚かされました。里樹妃の母の形見である魔鏡を勝手に取り上げるという行為は、もはや侍女の域を超えた暴挙です。その場に居合わせた壬氏は冷静に対処し、彼女が髪に挿していた簪が下賜品であることを見抜き、それを堂々と取り上げるという神対応を見せました。“顔の強さ”が持つ説得力を体現した名シーンです。
このやり取りによって、金剛宮の侍女たちの風紀に警鐘が鳴らされ、里樹妃の地位も少しは安定したかもしれません。美貌と権力が合わさると無敵ということを改めて感じさせる場面であり、壬氏の真価が発揮される場面でした。
下賜品を勝手に奪う?簪事件が語る金剛宮の腐敗構造
この簪事件は、金剛宮の内部に根付く「階級の固定観念」と「侍女たちの横暴さ」を象徴しています。上級妃である里樹妃の持ち物を“分不相応”だと侍女が勝手に判断し、取り上げてしまうというのは明らかに権限の逸脱です。それを正す壬氏の姿は、視聴者にとってカタルシスを感じさせるものであり、後宮の常識を打ち砕く瞬間でもありました。
この事件から見えるのは、階級社会の歪みです。弱い立場の人間がさらに追い詰められる構造は、まさに現代社会にも通じる部分。後宮を舞台にした作品ながら、リアルな社会風刺としても機能しており、物語の奥行きがぐっと深まる展開でした。
小蘭の氷事件勃発!次回「アイス」回の伏線がエモい
第38話のラストに登場した“小蘭の氷事件”は、次回の物語に繋がる重要な伏線です。氷という時代背景においても高価な資源を巡るこの一件は、単なるドジでは片付かない重さがあります。
果たして猫猫は小蘭をどう救うのか。視聴者の注目はすでに第39話「氷菓」に向けられています。
高級氷を割ってしまった小蘭の運命は?
小蘭が妃に献上するための氷を割ってしまうという出来事は、時代背景を踏まえると非常に深刻です。この世界では冷蔵技術がなく、氷は冬に切り出して貯蔵された極めて貴重な物資。その価値は金と等しいとも言われ、下手をすれば処罰の対象にもなりかねません。特に小蘭は農村出身という背景があり、彼女自身もその重大さを痛感している様子が描かれていました。“ごめんなさい”だけでは済まない重圧が、画面越しにも伝わってきます。
そんな彼女の姿には、視聴者からも「助けてあげてほしい」という声が多く寄せられているようです。次回が早くも待ちきれない展開となっているのも納得ですね。
猫猫が氷菓子でピンチを救う展開になるかも?
視聴者の間で今注目されているのが、猫猫が氷を使って“氷菓子”を作るのではないかという展開予想です。第1期でも媚薬調合の際にチョコレートを作った猫猫なら、氷を用いたスイーツを考案する可能性は十分ありそうです。これが成功すれば、氷を割った小蘭の失態を帳消しにするどころか、逆に“貴妃を喜ばせた功績”として評価されるかもしれません。
またこの展開は、猫猫の知識と発想力が再び光る場面としても期待できます。彼女が持つ薬学の知識と庶民感覚の融合が、今回も周囲を救う鍵になるのでしょう。視聴者の期待値MAXな回になることは間違いありません。
薬屋のひとりごと 38話 感想の総まとめ|壬氏と猫猫の関係も新展開へ
『薬屋のひとりごと』第38話は、ミステリ要素と人間ドラマ、そしてラブコメ展開まで詰め込まれた見応えのあるエピソードでした。金剛宮の幽霊騒動は、偶然が重なった物理トリックと母への想いという感情的な要素が交錯し、猫猫の名推理によって華麗に解決されました。
壬氏の“名前呼び”や、元侍女頭への喝、そして小蘭の氷事件と、今後の展開への布石が次々と投下された回でもあります。特に壬氏と猫猫の関係は、新たなフェーズに入りつつあるようで、視聴者としてもドキドキが止まりません。次回の「氷菓」回がどんな展開を見せるのか、ますます目が離せない展開です。
◆ポイント◆
- 金剛宮の幽霊の正体を猫猫が解明
- 壬氏が猫猫を名前呼びし関係性が変化
- 侍女頭の不正が壬氏によって暴かれる
- 小蘭の氷事件が次回の物語へと繋がる

ご覧いただきありがとうございます!
幽霊騒動に隠れた人間ドラマや、壬氏の“猫猫呼び”にはドキッとさせられましたね。
猫猫と壬氏の関係性の変化、小蘭の氷事件など、見どころ満載の回だったと思います。
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