『また殺されてしまったのですね、探偵様』第6話感想・考察|ミステリーとしてだけ見ると損する、探偵という存在のバグ

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正直、第6話でちょっと見え方が変わりました。『また殺されてしまったのですね、探偵様』は、ガチガチの推理物として構えるより、死んで復活する探偵を中心に“探偵という存在そのものがバグっている世界”を楽しむ作品なんだと腹落ちした回です。

良かったのは、フィド&ベルカの登場で一気に世界観が広がったこと。弱かったのは、前編なのでミステリーとしての解決快感がまだ後編待ちになっているところですね。この記事はネタバレありの感想・考察記事です。

※この記事は2026年5月9日に更新されました

『また殺されてしまったのですね、探偵様』第6話感想

第6話「人食い観覧車の園・前編」、ぶっちゃけジワジワ面白くなってきました。

最初のころは「推理物なのに、探偵が死んで復活する前提なのね。ふーん」と、少し距離を置いて見ていたんです。死が軽くなると、ミステリーの緊張感まで薄くなるんじゃないか、という警戒もありました。

でも今回は、フィド&ベルカの登場と《最初の七人(セブン・オールドメン)》の暗躍によって、作品の見え方が変わってきます。

これは普通の探偵ものではありません。事件を解く探偵がいる世界ではなく、探偵という肩書きそのものが事件を引き寄せてしまう世界なんですよ。

指輪探しという小さな依頼から、水島園という遊園地、朔也の交通事故、そして観覧車の大事件へ転がっていく。この落差、かなり“またころ”らしいです。

良かった点は、単発の死亡復活ネタから、物語全体を引っ張る不穏な縦軸が見えてきたこと。逆に微妙だった点は、前編なので「なるほど、そういうことか!」という気持ちよさまでは届かないことです。

ただ、その未解決感も含めて、第6話は「この作品、ミステリーとしてだけ見ると損するな」と思わせる回でした。では、何がここまで印象を変えたのか。鍵はやっぱり、新たな探偵側キャラの投入です。

第6話の核心ポイントを考察・解説

第6話の核心は、観覧車事件のトリックそのものよりも、“探偵”という存在の異常さが広がったことにあります。

ミステリーではある。けれど、本格推理の精密さだけを期待すると、この作品の妙な味を取り逃がします。

フィド&ベルカ登場で“探偵”の概念がさらにおかしくなった

朔也だけなら、「死んでも復活する特殊体質の探偵」で済みます。

でも、そこへイギリス最高の探偵フィドと助手ベルカが入ってくることで、作品全体の空気が変わりました。

この世界の探偵は、ただ事件を外側から解く知性ではありません。事件に呼ばれ、死に近づき、時には自分自身も事件の部品になる存在です。

だから第6話は、「新キャラが出ました」だけでは終わらないんですよ。

朔也の異常性が、個人の特殊能力ではなく、この世界における“探偵という職業のヤバさ”へ拡張された。ここがジワジワ効いてきます。

控えめに言って、探偵という言葉の信用がどんどん壊れていく(笑)。でも、その壊れ方が面白いんです。

《最初の七人》の暗躍で、死亡復活ギミックが縦軸に変わった

序盤はどうしても、「朔也が殺される、復活する、また事件へ」というギミックの印象が強かったです。

もちろんタイトルからしてそこが売りなんですが、何度も繰り返されると「はいはい、今回も死ぬのね」と受け流してしまう危うさもありました。

でも第6話では、《最初の七人(セブン・オールドメン)》の存在感によって、その死亡復活がただのネタではなくなってきます。

朔也が何度も死ぬこと。事件が妙に大掛かりになること。探偵たちが集まってくること。

それらが、ひとつの大きな陰謀に飲み込まれているように見えてくるんです。

指輪探しという日常的な依頼から、観覧車の大事件へ一気に跳ねる構成もいい。小さな違和感が、気づいたら巨大な事件の入口になっている。この乱暴な転がり方、嫌いじゃないです。

むしろ第6話でやっと、「あ、これはトリックの美しさだけを見るアニメじゃないな」と腹落ちしました。

ミステリーではある。でも、それ以上に“変な探偵たちが、変な事件に、変な理屈で挑むアニメ”として見ると、急に味が出てきます。

次回どうなる? 次回も見る?

第7話は見ます。理由は、第6話でようやく作品の楽しみ方が掴めてきたからです。

観覧車事件の真相、フィド&ベルカの立ち位置、《最初の七人》がどこまで絡んでいるのか。後編でここがハマれば、評価はかなり上がります。

推理物として真正面から見るより、“探偵という存在がバグった世界”として楽しむ。第6話は、そのスイッチが入った回でした。

【公式サイト・引用・参照】

最後まで読んでいただきありがとうございます。
第6話はフィド&ベルカ登場で、また殺されてしまったのですね、探偵様の見方が少し変わる回でしたね。

にゃん子
にゃん子

推理物としてだけ見ると損するって、やっと気づいたにゃ。
探偵がバグってる世界を楽しむのが正解にゃ。

第7話で観覧車事件と最初の七人がどう絡むのか楽しみです。
共感した方はSNSでシェアして、ぜひ感想も書いてみてください。

アニメ愛好家ユウ

アニメオタク歴25年、アニメ研究歴20年(メディア学専攻)のアニメ研究ライター。
アニメ年間150本以上を視聴し、イベントやコミュニティでも発信。
日本のアニメ・マンガ・ゲームを世界遺産級カルチャーへ。
そんな想いで『アニメのミカタ』を運営中。

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