ぶっちゃけ第9話「逃がした魚は恋のキューピッド」、レナートとマリーアの婚約でニマニマする回だと思っていました。ところが蓋を開けたら、アイーダとプラチドに全部持っていかれました。
結論、第9話は見る価値ありです。アイーダとプラチドのすれ違い、マリーアの不器用な後押し、そして「私が殿下をお守りします」という告白。この回で分かるのは、2人の恋が本物なのか、そして第10話も追うべきかです。
※この記事は2026年5月28日に更新されました
第9話の結論|アイーダとプラチドが主役をさらった
レナートとマリーアの婚約が正式に決まりそうな中、レナートは弟プラチドに「アイーダとの婚約はいつにするのか」と問います。
マリーアは人生最大のサービスタイムだと大歓喜。いや、その表現よ(笑)。ただ、レナートはプラチドがアイーダを好きだと知っていて、相手としても申し分ないと見ています。
一方のアイーダも、プラチドを「誠実で素晴らしい方」「とても大好き」と言う。完全に両想いです。なのに進まない。
理由は、貴族社会の視線でした。アイーダは、破談になった途端に弟と婚約しようとするふしだらな女だと思われることを恐れている。プラチドも、自分のせいでアイーダが悪く言われることに耐えられない。
好きだから近づけない。尊いけれど、じれったい。第9話は、この“両想いなのに動けない2人”をどう前に進めるかが肝でした。
そして、その背中を押すのがマリーア。ここから彼女の雑だけど優しい作戦が始まります。
マリーアの恋のキューピッド作戦|雑なのに愛がある
眠れない日が続くアイーダを心配したマリーアは、どうにかプラチドと向き合わせようとします。
ただ、そのやり方がマリーアらしい。学校の宿題を忘れていたという口実でアイーダを連れ出し、そこには本の整理をするプラチド。仕込みが露骨すぎる(笑)。
当然、アイーダにはすぐ見抜かれます。マリーアは策士ではありません。でも、誰かを幸せにしたい時の瞬発力だけは本物です。
さらに「38番が得意です」と自己紹介して姉にたしなめられる場面も忘れがたい。恋愛回なのに、マリーアの脳内だけ武術の型番で動いている感じがある。こういうズレが、彼女をただの愛され令嬢にしていないんです。
とはいえ、マリーアの作戦だけでは2人の恋は動きません。本当に効いたのは、ライモンドからもらった栗のケーキでした。
栗事件から告白へ|アイーダは守られる令嬢で終わらない
アイーダがプラチドと出会ったのは6歳の頃。栗を取ろうとしていたアイーダに、プラチドは「君のものじゃないよ」と声をかけます。
そこでアイーダが「嫌な人ね」と栗を投げつける。普通なら淡い初恋回想にする場面を、まず物理でぶつけるのがこの作品らしい。控えめに言って最高です。
けれど、その栗事件は2人にとって大切な原点でした。プラチドはその時からアイーダを友達だと思っていた。アイーダも、プラチドの誠実さをずっと見てきた。
だから終盤、貴族の男たちがアイーダを持参金込みの“お買い得物件”のように扱った瞬間、空気が変わります。
プラチドはアイーダを侮辱した相手に決闘を申し込みます。淑女を侮辱するのは紳士ではない。ここで彼の本音が、言葉より先に怒りとして出るんです。
でも第9話が本当に強いのは、その後でした。
アイーダは「殿下に守っていただく必要はない」と言い、「私が殿下をお守りします」と、自分を妻にしてほしいと告げる。
これ、めちゃくちゃ良い告白です。「守ってください」ではなく「守ります」。アイーダはここで、守られる令嬢から、プラチドの隣に立つ女性になりました。
マリーアが物理で強いヒロインなら、アイーダは覚悟で強いヒロイン。第9話は、その違いがくっきり出た回でした。
第10話も見るべき?婚約成立後こそ物語が動く
第10話も見ます。これはもう確定です。
第9話では、レナートとマリーアだけでなく、プラチドとアイーダの婚約も国王と王妃に認められました。しかも王と王妃、普通にやきもきしていた見守り勢だったのが笑えます。
雨が上がり、2人の気持ちもようやく晴れる。王道の演出ですが、ここまでじれったく積んできたから素直に気持ちいい。
そして最後、マリーアとアイーダが抱き合い、アイーダが「ありがとうミミ」と言う締めがまた良いんです。恋愛回なのに、最後に残るのは女の子同士の友情。こういうのに私は弱い。
第9話は、メインカップルの甘さだけを期待していた人には少し寄り道に見える回です。でも、この寄り道があったから作品世界が広がりました。
恋愛は、本人たちだけで完結しない。家、立場、噂、周囲の目。そういう面倒くさいものを抱えながら、それでも「あなたの隣に立つ」と言えるか。第9話のアイーダは、そこをきっちり越えてきました。
次回は婚約成立後の空気がどう動くのか。ここまで幸せを積んだなら、次に波風が来る匂いもあります。甘いだけで終わらせないのが、この作品のヤバいところです。
【公式サイト・引用・参照】
- TVアニメ『逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件』公式サイト
- TVアニメ『逃がした魚は大きかったが釣りあげた魚が大きすぎた件』公式X
- アニメイトタイムズ『逃げ釣り』第9話先行場面カット&あらすじ

読んでくれてありがとう!
逃げ釣り第9話は、アイーダとプラチドの恋に胸を持っていかれた回でしたね!

「私が殿下をお守りします」は強すぎるにゃ!
マリーアの作戦は雑だけど愛はあったにゃ!

第10話の展開も楽しみです!
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