『令和のダラさん』第11話ネタバレ感想|六十里詩穂は筆木が好き?おろちが肝試しを仕組んだ理由

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筆木先生の嫁探し、怪異より恋愛のほうがダラさんには難題なのが笑いました(笑)。第11話「禁断の肝試し」は、アラレの飼い主愛から六十里詩穂の恋心へ転がるラブコメと、おろちの小悪党すぎる肝試し計画を並べた回です。

六十里詩穂が筆木直道へ向ける態度は、同僚としての親切ではなく好意と見てよい描写です。一方、おろちが周をそそのかした直接の目的は、公式あらすじにもある通り「生気を集めるため」。自分が救出役に回れる状況まで最初から仕込んでいました。

※この記事は2026年9月11日に更新されました

令和のダラさん 11話 感想|恋愛音痴の祟り神と小物化するおろちが最高に平和

第11話で一番面白かったのは、ダラさんとおろちという強大な怪異が、片や恋の機微に鈍く、片や肝試しの自作自演に必死という情けなさです。過去編の凄惨さを知っているほど、この令和の平和さが効いてきます。

公式あらすじでは、筆木の飼い猫アラレが独り身の主人を心配し、ダラさんへ相談。そこから薫と一緒に恋人候補を探す流れになります。公式人物紹介でも筆木は生徒から人望があり、世話焼きな人物。アラレが「この飼い主、誰かいい人いないのか」と心配するのも妙に生活感があるんですよ。

その裏でおろちは周を使って肝試しを計画。祟り神同士の因縁がある作品なのに、やっていることが「自分でイベントを起こして自分で活躍する」ですからね。威厳はどこへ置いてきた(笑)。

六十里詩穂は筆木直道が好きなのか

六十里詩穂は筆木直道に好意を持っている、と受け取って問題ありません。第11話では、筆木の恋人候補を探す流れの中で、六十里が彼を意識していることが分かる反応が明確に置かれています。

ポイントは、筆木本人が派手に口説いたわけではないこと。筆木は薫の担任で、裁縫が得意なうえ、生徒からの人望もある世話焼きタイプだと公式サイトでも紹介されています。見た目の華やかさではなく、日常の中で人柄を知った相手へ好意が育っている形です。

六十里は普段の険しい印象と、筆木を前にしたときの反応に差がある。ここをダラさんがうまく読み取れないから、薫のほうがよほど恋愛事情を把握している状態になります。

私はこの二人、急にロマンスを盛らないところが好きです。大人同士なのに進展は妙にぎこちない。妖怪や祟り神より、職場恋愛の一歩目のほうが難しいという温度差が『令和のダラさん』らしいんですよ。

おろちはなぜ周に肝試しをさせたのか

おろちが周に肝試しをさせた直接の目的は、生気を集めることです。アニメ公式とアニメイトタイムズの第11話あらすじは、ともに「生気を集めるために周をそそのかし、自分が助けに入れそうな肝試しをさせようと企んでいた」と説明しています。

つまり、周が偶然危険な場所へ行ったのではありません。おろちは肝試しそのものを仕込み、参加者が怖がる状況を作り、そのうえで自分が介入しやすい形まで考えていました。

一次稿ではここを「生気と信仰をまとめて得るため」としていましたが、公式あらすじが明言しているのは「生気を集めるため」までです。助け役に回る意図は明示されていますが、それを即「信仰獲得が目的」と断定するのは一段飛躍があります。

ただ、行動そのものは完全に自作自演です。恐怖を発生させる側と救う側を一人で兼ねる。しかもダラさんと接触すると、かつての大物感より「怒られたくない小物」の顔が前に出る。この落差がたまらん(笑)。

名字に「十」が入るのは第11話の新しい伏線なのか

三十木谷・二十尋・十御田など名字に入る「十」は、第11話で初めて提示された伏線ではありません。一次稿では第11話が十郎太の血筋を回収する回のように扱っていましたが、これは話数の紐づけが不正確でした。

しかも「十」という命名には、作品外の面白い事情があります。原作者・ともつか治臣さんはwebムーのインタビューで、まず「三十木谷」という名字を決め、祖先の名にそこから「十」を取って付け、その後ほかの関係者にも「十」を入れていったと説明しています。作者自身、「けっこういきあたりばったり」と語るほどです。

作中では家々のつながりを感じさせる記号として機能していても、最初から巨大な暗号として設計されたわけではない。この作品、考察したくなる見た目をしておいて作者が横から「そこはノリです」と刺してくるのが強い(笑)。

第11話は、血筋の謎を進める回というより、筆木の恋愛とおろちの肝試しという現在進行形の生活ネタが中心です。数百年前の因縁を背負う怪異たちが、令和では恋の相談役や肝試しの仕掛け人になっている。その平和な落差こそ、今回は存分に味わうところでした。

【公式サイト・引用・参照】

『令和のダラさん』第11話の感想まで読んでいただき、ありがとうございます!
六十里詩穂と筆木の距離感、あれはニマニマせずにいられません(笑)。

にゃん子
にゃん子

恋人探しの裏で、おろちが生気集めの肝試しを仕込んでるのが実にダラさんらしいにゃ!

第11話で気になった恋模様や怪異があれば、ぜひSNSでシェアして意見も書いてみてください!

アニメ愛好家ユウ

アニメオタク歴25年、アニメ研究歴20年(メディア学専攻)のアニメ研究ライター。
アニメ年間150本以上を視聴し、イベントやコミュニティでも発信。
日本のアニメ・マンガ・ゲームを世界遺産級カルチャーへ。
そんな想いで『アニメのミカタ』を運営中。

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