「ガンダム ジークアクス」7話感想|サイコガンダム襲来と三人の決別、衝撃のゼクノヴァ再び!

機動戦士ガンダム ジークアクス
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『機動戦士ガンダム ジークアクス』第7話は、シリーズの転機とも言える衝撃展開が続き、視聴者の間でも大きな話題を呼びました。

三人の関係性に決定的な変化が生じ、サイコガンダムの正体やゼクノヴァの謎、そしてキシリア暗殺計画の裏側など、深読みできる要素が目白押しです。

この記事では、第7話のストーリーを振り返りながら、キャラたちの行動や物語の背景にある意図を多角的に考察します。「マチュのリベリオン」の意味、ニャアンとマチュの今後、サイコガンダムの機能美…一緒に読み解いていきましょう!

※この記事は2025年5月21日に更新されました。

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この記事を読むとわかること

◆内容◆

  • ゼクノヴァ再発とシュウジの消失
  • マチュ・ニャアンの分岐と対立
  • サイコガンダムの異常性能と正体

ガンダム ジークアクス 7話 感想|あらすじと衝撃展開まとめ

第7話『マチュのリベリオン』は、これまでのプロローグ的な雰囲気を一気に打ち破り、本格的な物語の幕開けを感じさせる怒涛の展開でした。

それぞれのキャラクターが新たな運命へと歩みを進め、舞台となるクランバトルやゼクノヴァ現象の謎も一層深まっています。特に、マチュ・ニャアン・シュウジの三人が別々の道を選ぶことになる結末は、多くの視聴者に衝撃を与えたことでしょう。

マチュ、ついにリベリオンへ──覚悟と代償

今回の主役とも言えるマチュは、まさに“リベリオン=反乱”の象徴として描かれていました。序盤、彼はクランバトルに紛れて資金を奪い、地球へ脱出するという計画を立てますが、それが思わぬ方向へ転がっていきます。スマホという日常の象徴が物理的に破壊される演出は、マチュが日常から完全に決別したことを明確に印象づけました。

アンキーとの対峙では、撃てなかったはずの銃を手に取り、ついに発砲。たとえ命中しなかったとはいえ、この行為は「もう引き返せない」という覚悟の証であり、彼が非日常の世界へと本格的に足を踏み入れた瞬間でした。これまで積み上げてきた少年の迷いや葛藤が一気に吹き飛ぶような決断に、視聴者も心を動かされたのではないでしょうか。

ゼクノヴァ再び発動、赤いガンダムとシュウジの運命は?

サイコガンダムの暴走と同時に再び発生した“ゼクノヴァ現象”。第1回と比較して規模は小さかったものの、今回も赤いガンダムを中心に発生し、シュウジが再び姿を消すという衝撃的な展開を生みました。ゼクノヴァとは一体何なのか?未だに多くの謎に包まれた現象ですが、シャロンの薔薇やニュータイプ研究との関連性が示唆され始めています。

今回、サイコガンダムや強化人間ドゥーが“何かを感じ取った”タイミングとゼクノヴァ発生の一致は偶然とは思えず、技術や存在そのものが何らかの共振を起こしている可能性があります。ゼクノヴァは感情や精神に反応する「情報爆弾」のような装置である、という推測も浮上してきました。シュウジの消失は一体何を意味するのか――次回以降が待ちきれません。

サイコガンダムの超常性能とシャロンの薔薇との関係

今話で登場したサイコガンダムの新たな姿は、既存の宇宙世紀技術をはるかに凌駕しており、ファンの間でも強烈な印象を残しました。特に装甲を分離・浮遊させるという異質な演出は、ターンXのような“超未来テクノロジー”を彷彿とさせるものでした。

この異常な性能の背景には、シャロンの薔薇を用いた強化人間研究との関連が噂されており、サイコミュ技術が単なる脳波伝達の域を超えて“情報場”そのものに干渉している可能性すら感じさせます。赤いガンダムとサイコガンダムが共振して暴走を招いた描写も、今後のストーリーで語られる壮大なバックボーンの伏線でしょう。

つまり、ジークアクス世界の科学技術は“宇宙世紀”の系譜にありながら、同時に『∀ガンダム』的な“技術の忘却と再発見”というテーマも内包しているように思えるのです。

📌ゼクノヴァ関連用語と意味まとめ

ゼクノヴァ精神・情報領域と共振し、現実改変を起こす未知現象
赤いガンダムゼクノヴァの中核とされ、発生時に出現または消失
シャロンの薔薇感応装置的役割を持つ人工物で、地球に保管されている可能性あり
サイコガンダム浮遊装甲や自己変形を持ち、ゼクノヴァとの共振が疑われる
サイコミュパイロットの脳波をMSに伝える宇宙世紀の技術基盤

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マチュ、ニャアン、シュウジ──3人の別れとそれぞれの行き先

これまでの話数でずっと一緒に行動してきたマチュ、ニャアン、シュウジの3人。

そんな彼らが今回の事件をきっかけに、それぞれ異なる方向へと進んでいく姿には、言いようのない寂しさと切なさを感じました。逃避行のつもりだった作戦は失敗に終わり、それぞれの“分岐”が一気に描かれる展開は、まさにこの回の核心だと感じます。

マチュは指名手配、シャリア・ブルにより連行へ

マチュは今回の事件で完全に“向こう側”へ踏み込んでしまいました。

アンキーから金を盗み、銃を向けるという決定的な行動。それはもう、日常には戻れないという覚悟の証にも見えました。結局、逃走には失敗し、彼はシャリア・ブルの手により拘束。連行先は“ソドン”とのことで、ただ事では済まない気配です。

クランバトルという遊びの延長で始まったような日々が、こうして一気に現実へ引き戻されたのが本当に痛々しかったです。

マチュの堕ち方に見る“少年犯罪”のリアリズム
マチュの行動は決して突発的な反抗ではなく、閉塞した家庭環境と自己承認欲求が蓄積された末の結果です。今回の指名手配や発砲は、少年犯罪における「初動の一線越え」のリアルな描写として機能しています。実社会においても、このような過剰なストレスが引き金になるケースは多く、物語の重みを増す要素となっているように感じられます。

ニャアンはキシリア派へ合流──“選ばれし少女”として

一方でニャアンは、ある意味では“救われた”側に回ったようにも見えました。

戦火の中で偶然エグザベ少尉と接触し、結果的にキシリアと面会。その流れでジオン陣営の保護を受ける立場になります。ただ、本人からすれば、それが“幸運”だったかは分かりません。友人も想い人も一度に失ってしまった今、彼女がどう進むのかは簡単に想像できませんでした。

一人になってしまった少女が、知らない大人たちの中に組み込まれていく構図には、複雑な気持ちが残ります。

“選ばれし少女”としてのニャアン
ニャアンがキシリアにスカウトされたのは、単に偶然ではなく、“感応力”や“因果の交差点”としての資質を見出された結果ともとれます。難民という立場から国家機構の中枢へ引き入れられる彼女の姿には、ジオンが持つ“血筋ではなく能力”という選民思想も感じられますね。ガンダム世界では珍しい“人材登用型の政治動線”が垣間見える瞬間とも言えるでしょう。

シュウジは赤いガンダムと共に“向こう側”へ消失

そして、もっとも謎を深めたのがシュウジの行方です。

ゼクノヴァ発生と同時に赤いガンダムと共に消失した彼は、最後まで何も語らず、まるで感情を遮断したようなまなざしでした。マチュもニャアンも、彼に強い感情を抱いていたのに、当の本人はまるで“ガンダムにしか興味がない”ようにも見えます。

あの瞬間、シュウジは“人間としての関係”よりも、“ガンダムの向こうにあるもの”を選んだように思えてなりません。恋愛という言葉で片付けられる関係性ではない、もっと深く、そして歪んだ三角関係の終着点を見た気がします。

やっぱり三人は別々の道に…嫌な予感が当たっちゃったよ。

にゃん子
にゃん子

ニャアンがキシリア側に行くの、ちょっと切なかったにゃ…

この別れがどう再会につながるのか…今後の展開から目が離せない!

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シャリア・ブルとエグザベの戦闘がもたらした意味

第7話では、シャリア・ブルとエグザベ少尉という“旧世代の男たち”が突如として主役に躍り出る展開が印象的でした。

それぞれが搭乗するキケロガとギャンの登場により、物語の空気が一変。若者たちの混沌とした感情と対比するように、彼らの戦闘は戦争の冷徹さと静かな矜持を体現していました。

白いギャンとキケロガの無双が描く“旧世代の英雄譚”

エグザベの乗るギャンは、これまで“敗者”の象徴だった機体です。しかし今回は、白銀と黄色のパーソナルカラーに彩られた新生ギャンとして登場し、見事にキシリア暗殺計画を阻止するという大活躍を見せました。

このギャンは、エグザベ自身の不遇や敗北を重ね合わせたかのような機体であり、“不憫”からの逆転劇というドラマ性をまとって登場しました。キケロガを駆るシャリア・ブルもまた、変形機構を備えた機体で単独MAV(全方位)戦術を展開し、サイコガンダムを圧倒する戦力を見せつけます。

この二人の戦闘には、戦場における“覚悟”と“使命感”が強くにじみ出ており、若者たちの迷いや葛藤とは対照的に「やるべきことを黙ってやる」大人の美学が描かれていました。

サイコガンダム討伐の裏に潜む政治劇の影

戦闘の裏では、ただのテロ鎮圧ではない複雑な政治構造が動いていました。ゼクノヴァによる暴走を抑え込んだことで、シャリア・ブルとエグザベは一躍「英雄」となりましたが、実際にはキシリア暗殺計画の“失敗”を受けたジオン派の再編成が進んでいたのです。

連邦に取り込まれていたクランバトルという構造を崩壊させた今回の展開は、連邦とジオン双方の力関係を根底から揺さぶる結果となりそうです。ニャアンがキシリアに引き取られたことで、マチュとニャアンの対立構図がより明確になっていくことも予感させられます。

さらに、ギレンとキシリアの両陣営が動き始めたという情報も断片的に示唆されており、今後のストーリーでは軍事だけでなく政治的対立もより強く浮き彫りになるでしょう。

このように、今回の戦闘シーンは単なるアクションではなく、物語全体の構造変化を象徴するものでもありました。

作中の演出とメタ的文脈──なぜ「エヴァっぽい」と言われるのか

第7話『マチュのリベリオン』は、その内容だけでなく演出面でも強烈な印象を残しました。

SNS上では「エヴァっぽい」「庵野イズム全開」といった声も多く見られ、ジークアクスが単なるガンダム作品に留まらない“現代的アニメ表現”を志向していることが再確認されました。

演出と演技、映像表現に込められた“庵野イズム”

今回の演出は、監督・鶴巻和哉×脚本・榎戸洋司×企画協力・庵野秀明という布陣が全力で放つ“演出爆弾”ともいえるものでした。

サイコガンダムの装甲が剥がれていくカット、ゼクノヴァ発動時の歪んだ視界、シュウジが消えるラストの白飛び演出など、いずれも視覚的・感情的インパクトを最大限に活かしたカット設計が目立ちました。

加えて、戦闘中のモノローグや断片的な回想を挟む構成は『新世紀エヴァンゲリオン』的とも言われ、“ロボットアニメの文法を破壊しながら構築する”という意図すら感じさせます。

特に注目すべきは、サイコガンダムがビームを受けた後に左腕を庇うような描写。これは明らかに“神経接続”や“感覚共有”を示唆する演出であり、サイコミュ技術が脳波制御を超えて「痛覚」まで伝達している可能性すら浮上させました。

視聴者の感情を揺さぶるタイミングと構成術

第7話は、ストーリー上の“転機”であると同時に、シリーズ全体の空気を反転させる意図的な構成が施されていました。

開幕早々のスポーン変更や、グライダー脱出計画の破綻、そしてゼクノヴァ発動と怒涛の展開が重なり、視聴者は“次に何が起こるのか予測できない”という状況に放り込まれます。

このように、構成そのものが「安心」を壊し、「混乱」と「興奮」を演出する手法となっており、まさに“エヴァ以降”のアニメ演出の真骨頂です。

ジークアクスは、旧来のガンダムファンには賛否を呼ぶ作風ですが、演出面では確実に“今のアニメ”としての存在感を放っているといえるでしょう。

今後の展開予想と8話への布石──物語はどこへ向かうのか

第7話で大きく物語が動いた『ガンダム ジークアクス』。三人の別離、ゼクノヴァの再発、キシリア暗殺失敗と、あらゆる伏線が一気に露わになりつつあります。

ここから先、物語はどこへ進んでいくのでしょうか? 第8話以降の展開を考察していきます。

シュウジ捜索編の可能性とゼクノヴァの本質

ゼクノヴァ発動とともに“消失”したシュウジ。彼の行方は今後の物語の軸になる可能性が高いです。

彼は赤いガンダムと共に“キラキラの向こう側”へ行ったと語られますが、それが単なるテレポートなのか、精神世界への移行なのかは明言されていません。

仮に、ゼクノヴァがニュータイプ的覚醒と深く関係するならば、シュウジはすでに人知を超えた存在になっている可能性も否定できません。

物語が彼の捜索や、ゼクノヴァ現象の解明を主軸に進むと仮定すれば、それぞれの陣営がゼクノヴァをどう解釈し、どう利用しようとするかが見どころになるでしょう。

ジオンvs連邦、陰謀劇の舞台は地球へ?

これまで宇宙が主な舞台だった本作ですが、次第に“地球”が重要な舞台として浮上してきました。

特に、シャロンの薔薇が現在地球に存在している可能性や、キシリア派とギレン派の分裂構造が示唆されており、政治的陰謀劇が地球圏を巻き込んで拡大する展開が予想されます。

また、連邦側の思惑や、クランバトルというシステム自体の解体、さらにはマチュやニャアンが“兵器”として再利用されていく可能性など、非戦闘員から戦争当事者へ変化する少年少女たちの行方にも注目が集まります。

第8話では、飛ばされたシャア視点の劇場パートが補完されるとも噂されており、今後の本筋とどう絡んでくるのかも大きな鍵となるでしょう。

Q
ゼクノヴァって何のために発生するの?
A

明確な目的は明かされていませんが、感情や精神の共振によって発動し、“存在の再構築”や“転移”を起こす現象と推測されています。

Q
赤いガンダムの正体は?
A

明確な設定は未公開ですが、ゼクノヴァやシャロンの薔薇と関係があり、シュウジやマチュの精神に介入できる特殊な存在として描かれています。

Q
今後、マチュとニャアンは敵同士になるの?
A

現時点で所属が完全に分かれたため、戦場で敵対する可能性が高いです。特にマチュがニャアンを“裏切り者”と誤認する描写が伏線となっています。

ガンダム ジークアクス7話感想まとめ|群像劇としての魅力と課題

第7話『マチュのリベリオン』は、作品全体の雰囲気を決定づける“ターニングポイント”でした。

サイコガンダムの脅威、ゼクノヴァの再発、そして三人の決別──あまりに多くのことが一度に起こり、視聴者は混乱しながらも魅了されたはずです。

また、シャリア・ブルやエグザベといった“大人たち”の活躍が描かれることで、ジークアクスは単なる若者の物語ではなく、“世代を超えた戦い”という重層的なテーマを持つ作品として進化しています。

青春、戦争、そして技術と思想の継承──この複雑な構造が、これからどのように展開されていくのか。次回が待ち遠しいです。

今後も、視聴者の心をざわつかせながら、ガンダムという巨大な系譜に新たな風を吹き込む物語になることを期待しています。

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この記事のまとめ

◆ポイント◆

  • マチュの覚醒と決別が描かれる
  • ゼクノヴァ現象が再び発生
  • サイコガンダムの能力に注目
  • 三人の関係性が大きく変化

第7話をご覧いただきありがとうございます!
マチュたち三人の決別やサイコガンダムの暴走など、衝撃的な展開が続きましたね。
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