シロタエ、完全に「才能はあるのに勉強しない子を放っておけない先生」になってるじゃないですか(笑)。猫なのに苦労性すぎる。
『猫と竜』9話「白猫とぐうたら少女」は、ガリーが爆炎以外の魔法を使えるようになり、ついに魔法学校への道が開く回でした。あの学校の話はその場限りではなく、ガリーの人生を大きく変える分岐点になります。
※この記事は2026年8月23日に更新されました
『猫と竜』9話 感想:天才なのにやる気ゼロ、シロタエの苦労が止まらない(笑)
ガリーの面白さは、魔法の才能が明らかにあるのに、本人がその価値をほとんどありがたがっていないところです。
シロタエはガリーの素質を見抜き、一流の魔法使いに育てようと根気よく指導します。ところが当のガリーは練習を面倒くさがる。才能を欲しがる人間はいくらでもいるでしょうに、持っている本人はぐうたら。世の中ままならん(笑)。
ただ、ガリーは何もかも面倒くさがる少女ではありません。公式のキャラクター紹介でも「快活で面倒見が良く、孤児院の子どもたちからも慕われている」とされています。
つまり「ぐうたら少女」と「面倒見のいいお姉ちゃん」は両立する。人の世話はするのに、自分の地道な修業になると途端に腰が重くなるんですよね。
そんなガリーを見捨てず、ついに小さな火を出せるところまで連れていったシロタエがいい。本人以上に才能を信じている白猫、もう立派な保護者です。
ガリーは魔法学校へ行くのか?
ガリーはこの先、実際に魔法学校へ進みます。
9話では、ガリーが爆炎以外の小さな火を出せるようになったあと、司祭がシロタエへ魔法学校の存在を教えます。アニメだけだと「そんな学校があるのか」で終わりますが、後の物語を見ると、これは明確な進路提示です。
宝島社のコミックス5巻紹介では、シロタエが「魔法学校であいかわらず少女の怠け癖に手を焼く日々」を送っていると説明されています。さらに後続作『猫と竜 竜のお見合いと空飛ぶ猫』では、ガリーはすでに魔法学校の卒業間近まで成長しています。
つまり9話の魔法学校は伏線で終わらず、ガリーの人生そのものを変えます。
ここが『猫と竜』らしくて好きなんですよ。ガリー自身は「偉大な魔法使いになる!」と燃えているわけではない。それでもシロタエが才能を見つけ、司祭が進める道を示してくれる。
才能があったから未来が開いたというより、才能を見つけて本気で付き合う相手がいたから未来が開いた。シロタエとの出会いがなければ、ガリーは爆炎を撃てる変わった少女のままだった可能性すらあります。
ガリーは本当に魔法の天才?なぜ爆炎しか使えなかった?
ガリーの魔法の才能は本物です。9話でもシロタエは彼女の素質を高く見込み、指導を続けた結果、ガリーはそれまでとは違う小さな火の魔法を成功させました。
ここで大事なのは、ガリーが「爆炎しか使えない体質」だったわけではないということです。
では、なぜそれまで爆炎ばかりだったのか。9話では原因を魔法理論として明言していません。そのため「これが理由」と断定することはできません。
ただし、シロタエから教わったことで小さな火を出せた以上、ガリーには爆炎以外を扱う能力も最初から眠っていたと考えるのが自然です。
私には、ものすごい馬力のエンジンを積んでいるのに、アクセルを全開にする方法しか知らなかった状態に見えました。火力はある。でも細かく扱う技術がない。そこをシロタエが教えたわけです。
だから小さな火を出せた場面は、単に技が一つ増えただけではありません。「この子はきちんと学べばもっと伸びる」と証明した瞬間なんですよね。
そして、その直後に魔法学校の話が出る。修業の成果と次の進路が一本につながる構成になっています。
シロタエはガリーの使い魔になるのか?
シロタエは後に、ガリーの使い魔になります。
これは後続の公式書籍紹介からも確認できます。宝島社のコミックス10巻では、シロタエが「魔法学校の生徒の使い魔」として紹介されています。
9話時点だけを見ると、この未来がちょっとおかしいんですよ(笑)。どう見ても今はシロタエのほうが先生です。
練習を嫌がるガリーを指導して、才能を心配して、将来まで考える。一般的な「魔法使いが使い魔を従える」という絵からはかなり遠い。
しかもアニメ公式のキャラクター紹介では、二人の関係はまず「友だち」とされています。この順番がいいんです。
主従関係から始まったのではなく、偶然出会って、飯を食べて、魔法を教えて、互いの人生に入り込んでいった。その先に使い魔という関係がある。
シロタエにしてみれば「使い魔になりたくてガリーを育てた」わけではない。ぐうたらなのに才能だけはヤバい少女を放っておけなくなり、気づけば学校生活まで付き合っている。完全に腐れ縁です(笑)。
猫と竜9話の締め:小さな火からガリーの人生が動き出した
9話でガリーが出したのは、爆炎に比べれば拍子抜けするほど小さな火です。でも物語としては、あの火のほうがずっと大きい。
爆炎しか知らなかった少女が魔法を学び、魔法学校へ進み、やがてシロタエを使い魔として隣に置く。未来から振り返ると、全部ここから始まっています。
本人より本人の才能を信じている白猫と、できれば楽をしたい天才少女。この組み合わせ、控えめに言って最高です。シロタエよ、たぶん君の苦労はこれからが本番だ(笑)。
【公式サイト・引用・参照】
- アニメイトタイムズ『猫と竜』第9話「白猫とぐうたら少女」あらすじ&場面カット
- 宝島社『このマンガがすごい! comics 猫と竜5』
- 宝島社『猫と竜 竜のお見合いと空飛ぶ猫』
- 宝島社『このマンガがすごい! comics 猫と竜10』
- アニメイトタイムズ『猫と竜』キャラクター&キャスト情報

読んでいただきありがとうございます!
『猫と竜』9話は、ガリーの小さな火から魔法学校への未来が見えてくるのが良かったですね。

ガリー本人より将来を心配してるシロタエ、もう完全に保護者にゃ!
使い魔になるまで苦労が続きそうにゃ。

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