第26話「デジャブ」の魅力は、千夏と出かけられた喜びだけで終わらず、大喜が気持ちを伝えようとするところまで進むことです。二人の時間に割って入る松岡には落ち着かないものがありますが、その揺さぶりがあるぶん、大喜の一歩を応援したくなる回でした。
※この記事は2026年10月5日に更新されました
今回のポイント
- 念願のデートが、大喜の気持ちを言葉にする機会へ変わる
- 松岡の強引な登場で、二人の時間に緊張が入り込む
- 大喜の決意と夢佳の登場が、甘い時間に別の緊張を重ねる
『アオのハコ』第26話の感想
一緒に買い物できる喜びが、ちゃんと主役になる
今回の出発点は、千夏との念願のデート。大きな事件より先に、好きな人と買い物をして楽しい時間を過ごすという、等身大の喜びが置かれています。こういう時間を大事にするところが、この作品の好きな部分です。
部活で顔を合わせる先輩と、休日に並んで歩く相手。同じ千夏でも、大喜にとっては意識する距離が違うはずです。特別な場所に行けたかより、二人で過ごせたこと自体に価値がある。その感覚が青春らしいですね。
松岡が加わると、二人だけの時間が惜しくなる
そこへ男子バスケ部の先輩・松岡が登場し、空気が変わります。強引な相手に翻弄される展開は、恋を応援する側としてはもどかしいですね。せっかくのデートなのに、もう少し二人をそっとしておいてほしくなる(笑)。
ただ、その落ち着かなさが、二人で過ごす時間の貴重さを際立たせています。最初から最後まで何事もなく楽しかった、という回より、大喜がこの時間をどう受け止めるかに目が向く。外から人が入ることで、本人の望みが見えやすくなる作りです。
もちろん、強引な人物が場を動かす展開は、受け止め方が分かれると思います。松岡の存在感を楽しめる一方、デートの穏やかさをもっと味わいたい気持ちも残る。今回は、その居心地の悪さまで含めて大喜に肩入れしたくなります。
気持ちを伝えようとする一歩が、いちばん大きい
最も語りたいのは、夕暮れの下で大喜が千夏に気持ちを伝えようとするところです。デートに誘うことと、好きだと伝えることは別の勇気。その境目まで進むから、楽しい一日だったね、では済まない重みが生まれます。
相手と一緒にいられる時間が心地よいほど、その関係を変える言葉は怖いはずです。今の距離に甘えてしまうほうが楽なのに、大喜は伝えようとする。恋が動く瞬間として、その決意を大事に受け取りたいです。
一方で、告白へ向かう緊張を引きに使う構成には、続きを待つもどかしさもあります。そこで派手な言葉を足すより、ここまで積み重ねた二人の時間をどう受け止めるか。第26話は、その気持ちを次へ持ち越す回だと思います。
夢佳が現れると、千夏の側にも目が向く
そして大喜と千夏の前に、木戸夢佳が現れます。この登場場面は、第26話の一部を使ったワールドプレミアの生アフレコでも紹介されていました。二人の恋を追っていたところへ、千夏の過去に関わる人が入ってくるのが気になります。
松岡が加わったときには、まず大喜の落ち着かなさに目が向きました。でも夢佳の登場では、千夏がこの相手をどう受け止めるかが知りたくなる。同じ第三者の登場でも、見守りたい人物が変わるところに、今回の面白さがあります。
ここで夢佳の事情を先の原作まで持ち出して説明すると、再会のざわつきが薄れてしまいます。今は千夏の側にも、簡単には言葉にできないものがありそうだという余韻を残したい。デートの甘さだけで終わらない幕開けですね。
『アオのハコ』第26話のSNSの反応
公開された感想記事では、二人のデートを楽しむ気持ちと、松岡が入り込むもどかしさがともに語られています。恋愛だけに時間を使えない部活ものとしての側面を挙げる感想もあり、甘さを楽しむだけでなく、大喜の迷いに注目する受け止め方が見られます。
また、夢佳の登場を次の波乱として気にする感想もあります。二人の距離が近付く喜びと、千夏の側で始まる新しい緊張。その両方を持ち帰る回として読まれているのが印象的です。
夢佳役・青山吉能さんが語った再会の演技
第26話の先行情報とともに公開された公式インタビューで、木戸夢佳役の青山吉能さんは、千夏との再会をSeason2序盤の印象的な場面として挙げています。苦しい感情を抱えた掛け合いに取り組んだという話は、新しい人物を単なる恋の障害として片づけないための手がかりになります。
これは第26話だけの制作裏話というより、序盤の演技についてのコメントです。夢佳の背景を先回りして説明する必要はありませんが、千夏とのやり取りにどんな温度差が生まれるのかは、ここから注目したいところですね。
念願のデートから、気持ちを伝えようとする一歩へ。大喜の恋がどこへ届くのかと同時に、千夏が抱えるものにも目を向けたくなるSeason2の幕開けです。
【公式サイト・引用・参照】

最後までありがとうございます!
大喜が気持ちを伝えようとする一歩を、応援したくなる回でした。

せっかくのデート、二人の時間をもう少し守ってあげてほしいにゃ。

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