『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中Ⅱ』8話|サスケはなぜ敵に?双剣使いの正体とチヨメとの再会

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クラーケンを前に目を輝かせるアークには笑ったのに、チヨメの表情を見た瞬間、一気に空気が変わりました。

『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中Ⅱ』第8話でダンカを襲った双剣使いは、チヨメが兄のように慕っていた六忍・サスケ本人です。ただし、サスケが一族を裏切って敵側についたわけではありません。原作ではすでに死亡しており、アンデッドとして戦わされていることが明かされます。

※この記事は2026年8月25日に更新されました

『骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中Ⅱ』8話 感想:チヨメの嫌な予感が当たるのがつらい

南の大陸へ向かう船旅で巨大クラーケン登場。アークは完全に「異世界のレアモンスター見つけた!」状態で、見た目が一番ファンタジーなお前が喜ぶのかよ、と(笑)。

ところがチヨメだけは、それどころではありません。

ダンカを襲った相手が手練れの双剣使いだった。その情報から思い浮かべたのが、行方不明になっている六忍の一人・サスケでした。

サスケはチヨメにとって単なる同門ではありません。幼い彼女を妹のように可愛がり、チヨメも本当の兄のように慕っていた存在です。

だから「サスケだったら会える」ではなく、「サスケであってほしくない」になる。

大切な人の手掛かりが見つかったのに、それが味方を襲った敵の情報。第8話のサブタイトル「潮騒よ聞け、哀しきくノ一の想い」は、この時点でもうかなり重いです。

ダンカを襲った双剣使いはサスケ本人?なぜ敵になった?

結論から言うと、双剣使いはサスケ本人です。

原作では、チヨメが南の大陸でその姿を確認し「サスケ兄さん」と呼びかけています。二刀を操る戦闘スタイルだけでなく、風の忍術など使う技も生前のサスケと一致しています。

では、なぜダンカを襲い、チヨメにも刃を向けるのか。

理由は「裏切ったから」ではありません。再会した時点で、サスケはすでに死者です。

チヨメは獣人族特有の感覚から、目の前のサスケに生者としての気配がないことを察知します。アリアンもアンデッド特有の穢れを感じ取っています。

つまりサスケは、自分の意思で刃心一族を捨てて敵に回ったわけではない。死後、アンデッドとして利用されているんです。

これがチヨメには残酷すぎる。

裏切った兄なら怒ることができる。でも目の前にいるのは、ずっと捜していた兄の姿をした死者。しかもその兄が、自分へ刃を向けてくる。

再会できたのに、連れて帰れない。むしろチヨメ自身が決着をつけなければならない状況へ追い込まれます。

サスケは死んでいる?なぜアンデッドになったのか

サスケは原作では明確に死亡しており、チヨメと再会した時点ですでにアンデッドです。

ただし、自然発生した普通のアンデッドとは様子が違います。

一般的なゾンビやスケルトンのように肉体が大きく崩れておらず、生前とほぼ変わらない姿を保ったまま、高度な剣技や忍術まで使用しているからです。

原作では、サスケの状態を見たアークたちも「自然に生まれたアンデッドではない」と疑います。そしてサスケ自身が最後に残すのが、「教会に気をつけろ」という警告でした。

この「教会」は、その後のヒルク教国を巡る展開へつながります。

さらに原作190話では、遺体に魔石を核として邪霊を憑依させ、人工的な死霊兵を作る技術が登場します。生前の能力を利用できる特殊なアンデッドを人為的に生み出せるわけです。

サスケの異常な状態と、「教会に気をつけろ」という本人の警告を合わせれば、彼のアンデッド化にヒルク教国側の勢力が関与していると見る根拠は十分あります。

ただし、サスケが具体的にどこで誰に殺され、誰が直接アンデッド化したのか、その一連の経緯まで細かく描かれているわけではありません。

確定しているのは、「サスケは死亡している」「人為的と考えられるアンデッドになっている」「本人が教会への警告を残した」という点です。

サスケはチヨメのことを忘れたのか?

ここが一番つらいところですが、サスケはチヨメを完全には忘れていません。

再会直後のサスケは呼びかけに反応せず、チヨメへも攻撃します。そのため、生前の人格や記憶は消えてしまったように見えます。

ところが決着の場面で、その印象がひっくり返ります。

サスケは本来、もっと多彩な風の忍術を扱える実力者でした。それなのにチヨメとの戦いでは力を十分に使わず、最後は彼女の術を受け入れるように倒れます。

そして消滅する間際、サスケ自身の意識が戻ります。

彼はチヨメを妹として認識していました。アンデッドとなってなお妹を本気で斬ることができず、戦いの中でも無意識に手加減していたんです。

これがもう、しんどい。

敵になった兄を妹が倒す話ではなく、死者となった兄が最後の最後まで妹を守っていた話なんですよ。

サスケの人格は完全に消えていなかった。チヨメとの記憶も、兄としての情も残っていた。だからこそ最後には、チヨメの手で終われることを受け入れ、教会への警告を託します。

チヨメがずっと探していた兄は、ちゃんとそこにいました。

ただ、生きて連れて帰ることだけはできなかった。第8話でチヨメが抱いた嫌な予感は、その先で最悪の形になって現実になります。

第8話の締め:再会なのに喜べない――チヨメには残酷すぎる

『骸骨騎士様』は、アークが規格外の力で悪党を叩き潰す爽快感も魅力の作品です。それだけに、サスケとチヨメの物語は妙に生々しく刺さりました。

探していた兄が見つかった。でも、その人はもう死んでいる。それでも妹への記憶だけは残っている。

忘れていてくれたほうが楽だったんじゃないかと思うほど残酷なのに、最後までチヨメを妹として守ろうとしたからこそ、サスケという男の優しさまで消えないんですよね。

こういう兄貴には弱いんです、私は。

そしてサスケが残した「教会」の一言で、兄妹の悲劇がヒルク教国を巡る大きな陰謀へつながっていく。チヨメには、この別れをただの悲劇で終わらせず、その先にある真相まで見届けてほしいです。

【公式サイト・引用・参照】

最後まで読んでいただきありがとうございます!
第8話はサスケの存在を疑うチヨメの表情がとにかくつらい回でしたね。

にゃん子
にゃん子

再会できてもアンデッドなんて残酷すぎるにゃ!
アーク、クラーケンではしゃいでる場合じゃないにゃ!

サスケとチヨメの再会について感じたことがあれば、ぜひSNSでシェアして皆さんの意見も聞かせてください!

アニメ愛好家ユウ

アニメオタク歴25年、アニメ研究歴20年(メディア学専攻)のアニメ研究ライター。
アニメ年間150本以上を視聴し、イベントやコミュニティでも発信。
日本のアニメ・マンガ・ゲームを世界遺産級カルチャーへ。
そんな想いで『アニメのミカタ』を運営中。

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