シルバーとエルナが並んだ瞬間から「これ、吸血鬼兄弟がかわいそうな時間では?」と思っていたら、最後は黒と白の超火力。容赦がない(笑)。
第6話「騎士狩猟祭・後編」はキール防衛戦へ決着をつけながら、サムとディーンを裏で動かしていた黒幕だけを残しました。あの二人が死を前にしても名前を吐かなかった相手、その正体は原作で明かされています。
※この記事は2026年8月11日に更新されました
『最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い』6話 感想:シルバーとエルナ、「黒と白」の共闘が気持ちよすぎる
吸血鬼兄弟を相手にシルバーが本格参戦。ただ高火力魔法を撃つのではなく、相手の自由を奪って状況を組み立てていくのがアルらしいです。
そこへ聖剣を召喚するエルナ。黒い古代魔法と白い聖剣という、見た目からして正反対の二人が同じ方向へ最大火力を叩き込む。
普段はシルバーとエルナでバチバチしているのに、戦闘になると噛み合いすぎなんですよ。幼馴染として積み上げたものをエルナだけが知らない形で発揮しているのもニマニマする(笑)。
しかも戦闘後、エルナはシルバー本人を前にして「出涸らし皇子」と呼ばれたアルを本気で擁護します。
そのシルバーの中身がアル本人なんですが(笑)。
そんな幼馴染成分をぶつけつつ、物語として残したのが「吸血鬼兄弟に命令していたのは誰だ?」という大きな謎でした。
吸血鬼兄弟サムとディーンの黒幕は誰? 命令した人物の正体
サムとディーンを裏から動かしていた人物は、第二皇子エリクです。
ただし、アニメ第6話の時点では正体は明かされません。
シルバーは二人へ命令者を尋ねます。確実に殺されると理解しているサムとディーンは恐怖を見せながら、それでも名前を吐きません。
アルはそこで、二人が忠誠心や義理で黙る性格ではないと判断します。それなのに口を割らない以上、命令者は「S級賞金首である二人が死ぬより恐れる人物」だと考えたわけです。
この黒幕について、原作のかなり先で答えが出ます。
エリクは逃亡中だったサムとディーンを秘密裏に捕らえ、自分の仕事をさせていました。そして二人へ笛を渡し、第五皇子カルロスへ接触して計画を持ちかけるよう命じています。
表面だけ追えば、カルロスと吸血鬼兄弟がつながっているように見える。しかし、その一段後ろで二人を配置したのがエリクでした。
第6話でサムとディーンが名前を吐かなかった理由も、この場面でわかります。
捕らえられたディーンは、エリクに睨まれただけで本能的な恐怖を覚えています。エリクも裏切れば殺すと明確に圧力をかけており、二人は「絶対に敵へ回してはいけない」と理解したうえで仕事を引き受けました。
つまり、第6話でシルバーが感じ取った「こいつらが死ぬより恐れる黒幕がいる」という読みは正解だったわけです。
そして、その人物が帝位争いの有力候補である第二皇子エリク。
キール襲撃が単なるモンスター騒動ではなく、皇族同士の争いのさらに裏側で動かされた事件だったとわかると、一気に見え方が変わります。
エルナの聖剣アウローラとは? なぜ彼女だけが召喚できるのか
エルナが召喚した銀色の剣は、伝説の聖剣「極光(アウローラ)」です。
原作では、500年前に勇者が魔王を倒した際に使った聖剣とされています。流星から作られたと伝えられ、魔の存在に対して圧倒的な力を持つ武器です。
あまりに力が大きいため、初代アムスベルク勇爵によって封印され、才能を認められた者しか召喚できない仕組みになりました。
つまりアウローラを召喚できること自体が「勇者としての資格を持つ」という証明です。
そしてエルナは、これをわずか12歳で召喚しています。
「アムスベルクの神童」と呼ばれる理由がとんでもない。剣術が得意な少女というレベルではなく、幼い頃から伝説の聖剣に選ばれる側だったわけです。
しかもエルナほどの実力者がアウローラを使えば、軍勢すら一撃で壊滅させかねない。
だからシルバーが「街を破壊する気か!?」と焦ったのもツッコミだけではありません。エルナさん、普通に市街地で出す武器じゃないです(笑)。
シルバーはなぜエルナに聖剣を使わせた? 実際はエルナ自身が召喚を決めた
公式の第6話あらすじでは「エルナに聖剣召喚をさせるべく、シルバーは強大な古代魔法を展開」と説明されています。
映像だけを見ると、「シルバーが吸血鬼を拘束して、エルナに聖剣を撃たせた」と受け取れます。
ただ、原作の細かなやり取りまで見ると少し違います。
シルバーがエルナへ「聖剣を使え」と指示したわけではありません。 聖剣を召喚すると決めたのはエルナ自身です。
シルバーはエルナが召喚の準備をしていると気づくと、むしろ「俺だけで十分だ」「街を破壊する気か」と止めています。
それに対してエルナは、シルバーが相手を拘束してくれたおかげで出力を調整しやすくなったと返す。
つまりシルバーの拘束魔法は、結果としてエルナが安全にアウローラを撃てる状況を作りました。ただし「聖剣を使わせるために最初から全部仕組んだ」というより、シルバーの拘束とエルナの判断が噛み合った共闘です。
最終的にはシルバーがディーン、エルナがサムを担当。
シルバーの巨大な黒い魔法と、アウローラから伸びる白い光。それぞれが吸血鬼を飲み込み、そのままモンスターの群れまで消し飛ばします。
原作でも、この二つは「黒と白」「闇と光」と並べて描かれています。
ここ、アルとエルナそのものなんですよね。
正体を隠し、闇側から帝国を守るアル=シルバー。勇者の家系として表から剣を振るうエルナ。立場も属性も正反対なのに、守ろうとしているものは同じです。
幼馴染を本人の前で全力擁護するエルナが尊い(笑)
キール防衛戦には決着がつきましたが、黒幕は捕まっていません。アニメ第6話のアルは、サムとディーンの背後に恐ろしい人物がいるところまでしか到達できていません。
一方、戦闘後にはまったく別方向の破壊力をエルナが出してきます。
シルバーがアルを「出涸らし皇子」と呼ぶと、エルナは即座に撤回を要求。自分の幼馴染は「最高の皇子」だと、SS級冒険者を相手に本気で怒ります。
エルナさん、それ本人です(笑)。
しかもアル自身、自分の名誉のためにエルナがSS級冒険者へ剣を向ける姿を見ている。正体を明かせないから喜ぶわけにもいかず、シルバーとして軽口を返すしかない。
黒幕エリクという不穏な存在を残しながら、最後にこの幼馴染の信頼を置いてくるのがいい。
アルはエルナに知られない場所から彼女を助け、エルナはアルが見ているとも知らず彼の名誉を守る。帝位争いがどれだけドロドロしても、この二人の関係はニマニマさせてくれます(笑)。
【公式サイト・引用・参照】

最後まで読んでくれてありがとう!
シルバーとエルナの黒と白の共闘、火力も演出も最高だったね!

聖剣アウローラまで出たら吸血鬼兄弟が気の毒にゃ!
それより黒幕エリクが怖すぎるにゃ!

吸血鬼兄弟の黒幕がわかると第6話の見え方も変わるね!
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