いや、ごまみそ。お前がボスだったんかい(笑)。あれだけリンのそばで無防備にくつろぎ、完全に「旅のお供のかわいい猫」へ収まっていたのに、第6話で立場がひっくり返りました。
第6話「朕、アナゴもいいけどウナギも好き!」は、ごまみそがダンジョンコアを守るボスだったと判明しながら、その役目より「ごまみそとして生きる」道を選ぶ回でした。可愛いだけで終わらず、名付けと魔物の在り方までつながったのが面白い。
※この記事は2026年8月11日に更新されました
『捨てられ聖女の異世界ごはん旅』6話 感想:ごまみそ、お前がボスだったんかい(笑)
ダンジョン最深部で謎解きが始まると、TRPG好きのリンが一気に生き生きする。戦闘力では暴食の卓に及ばなくても、自分が得意なところでちゃんとパーティの役に立つのがリンらしいです。
その横で「ボス戦は危ないから一緒に応援しよう」扱いされていたごまみそが、まさかの当事者。普通ならここから「可愛がっていた魔物との悲しい戦い」に入るところでしょう。
ところが、ごまみそ本人にその気がない(笑)。巨大な翼山猫へ戻って役目を思い出したかと思えば、最終的に自分でコアを破壊する。この作品、シリアスになりそうなところを妙な方向からぶっ壊してくるのが強いです。
ごまみその正体は何者? ダンジョンボスだったのか
ごまみその正体は、ダンジョンコアを守るために配置されていた翼山猫のダンジョンボスです。
最深部でごまみそが反応するとダンジョンコアが姿を現し、ごまみそ自身も巨大な翼山猫へ変化します。つまり、リンたちについて歩いていた珍しい子猫ではなく、本来は最深部で待ち受ける側の魔物でした。
だからこそ「なぜボスが途中から攻略パーティについてきていたんだ?」という話になるわけですが、ここにリンが付けた「ごまみそ」という名前が絡んできます。
原作では、ごまみそはもともと「ダンジョンボス」という役割を与えられた汎用的な魔物だったと整理されています。それがリンによって名付けられ、ネームドの固有モンスターになっていました。
正体を思い出しても、ごまみそはもう出会った頃とまったく同じ存在ではなかった。そこから、あの豪快すぎるコア破壊につながります。
ごまみそはなぜダンジョンコアを自分で壊した? 「名付け」が変えたもの
直接の理由はシンプルです。ごまみそはダンジョンボスとしてコアを守り続けるより、リンたちと一緒に外へ行くことを選びました。
では、なぜ本来の役目をそんな簡単に捨てられたのか。
原作でリンが考えるのが、「ごまみそ」と名付けたことで、汎用的なダンジョンボスからネームドの固有モンスターへ変化し、その結果としてダンジョンボスという役目から外れたのではないか、という説です。
ヴィルも、ネームドの固有モンスターになっている以上、その可能性は否定できないと見ています。ここは世界のルールとして完全に説明された確定事項ではなく、作中人物たちが状況から導いた答えです。
ただ、ごまみそ本人の認識はもっと単純。「ダンジョンボス」ではなく、今の自分は「ごまみそ」。そしてリンたちといるほうが楽しい。
私はここが好きなんですよ。リンが強制的に従わせたわけじゃない。名前をもらい、一緒に飯を食い、遊び、その時間を経験した結果、ごまみそ自身が昔の役割より今の自分を選んでいる。
だから守るべきダンジョンコアすら自分で壊す。いや、退職届が物理的すぎるだろ(笑)。
そしてコアを失ったダンジョンは維持できません。破壊後には崩落が始まり、リンたちが脱出した後には入口も消滅します。
ごまみそはボス戦を放棄しただけではなく、自分が戻るダンジョンそのものを消してリンたちとの旅を選んだ。あの一撃は、見た目以上に決定的な選択でした。
ごまみそはなぜリンに懐いた? 「いい匂い」と魂・マナの関係
もう一つ気になるのが、そもそもダンジョンボスだったごまみそが、なぜリンには最初からあれほど懐いていたのかです。
原作でごまみそ本人が答えていて、理由はリンから「いい匂い」がしたから。
もちろん、料理の匂いに釣られたという話ではありません。ごまみそは餌をもらう前からリンに懐いていました。
ヴィルはこの「匂い」について、普通の体臭ではなく「魂の匂い」や「マナの波動」のようなものが共鳴したのではないかと考えています。リンの言葉に直せば、要は「馬が合った」「相性が良かった」ということです。
さらに、ダンジョンの外では基本的にごまみその言葉を理解できるのはリンだけ。ダンジョン内で仲間にも声が通じていたことについては、リン自身がコアに翻訳機のような働きがあったのでは、と考えています。
つまりリンとごまみその関係は、「餌付けしたからペットになった」では終わらない。出会った時点から何らかの相性があり、そこへ名付けと旅の時間が重なったわけです。
ごまみそが自由を選んだ第6話、リンとの旅がますます楽しみになった
ダンジョン攻略回なのに、最後に残るのは「ごまみそ自由すぎるな!」という妙な爽快感でした(笑)。でも、その自由さがネームドという設定につながっているから、ただのギャグにもなっていません。
リン自身、異世界へ召喚された末に要らない人間として放り出された側です。そんなリンが、ごまみそへ名前を与え、結果として「与えられた役目以外の生き方」を選ぶきっかけになる。
そこまで重く語る作品ではないのに、並べてみるとちょっと尊いんですよね。
飯を食って、旅をして、変な仲間が増えていく。ごまみそまで正式に加わったモーちゃん一行、ますます車内がカオスになってきました(笑)。
【公式サイト・引用・参照】

最後まで読んでくれてありがとう!
ごまみその正体がダンジョンボスだったのは驚いたね!

自分でダンジョンコアを壊すボスなんて自由すぎるにゃ!
退職届が物理攻撃なのアホにゃ!

名付けで変わったごまみその今後も楽しみ!
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