いや、アラキが敵に回った瞬間の「その能力をそっちで使うな!」感がヤバい(笑)。仲間だったからこそ知っている動きに〈先読み〉まで乗せてくる。敵になると想像以上に厄介な男でした。
『メビウス・ダスト』第8話「ディープ・ディバイド」は、アラキが〈ディアボリック・ゴースト〉へ加入し、ステラたちと敵対する回です。ただし、なぜディアボリへ移ったのか、その本当の理由は第8話でも明かされていません。
さらに残っているのが、アラキがステラの記憶を書き換えていた理由。兄妹の亀裂とアラキ自身の目的、この二つがいよいよ無視できなくなってきました。
※この記事は2026年8月28日に更新されました
メビウス・ダスト8話の感想:アラキが敵に回ると厄介すぎる
第8話で面白かったのは、アラキの〈先読み〉が敵側に回った途端、とんでもなく嫌らしい能力へ化けたことです。
アラキの秘密が発覚して空気が最悪になった〈ポリスホッパー〉に、〈ディアボリック・ゴースト〉とのゲーム告知が届きます。ステラたちはアラキ抜きで向かいますが、そこで知らされたのが「アラキはディアボリに加入した」という事実でした。
しかもアラキは見学しているだけではありません。クルスの指示を受け、〈先読み〉で見たステラたちの動きをディアボリのメンバーへ伝えています。
昨日まで一緒に戦っていた相手なら、性格もクセも知っている。そのうえ未来の行動まで読まれるんだから、まあ嫌な敵です(笑)。
何よりキツいのは、ステラにとって今回が単なるチーム戦ではないこと。
自分の記憶を書き換えていた兄が、理由を話さないまま敵側へ行き、今度は容赦なく自分たちを潰しに来る。ステラが「絶対に倒したい」となるのも無理はありません。
一方で、ハルトやショウセイは状況をまだ飲み込めていない。アラキが抜けただけでなく、残されたメンバーの感情まで揃わなくなったところが第8話の嫌なところでした。
アラキはなぜディアボリック・ゴーストに加入した?本当に裏切ったのか
アラキが〈ディアボリック・ゴースト〉へ加入した本当の理由は、第8話時点では明かされていません。確定しているのは、ステラの記憶を書き換えていた秘密が仲間に知られた後、ディアボリへ加入し、実際に〈ポリスホッパー〉と敵対したことです。
しかもゲーム中のアラキは手加減していません。クルスの指示通り、先読みしたステラたちの行動をディアボリ側へ伝えています。
行動だけを見るなら、アラキは明確に仲間を裏切っています。
ただし、「秘密がバレて居づらくなったから敵になった」で理由まで片付けるのは早いです。
そもそもアラキには、物語の最初から「〈しんかつしか〉を出て外へ行きたい」という強い願いがあります。第5話ではステラに対して、どうしても外へ行きたいと思っていることを打ち明けていました。
しかもステラ自身が「なぜアラキはそこまでして外へ行きたいのか」と疑問を持つほど、その執着の理由は明かされていません。
つまりアラキには、仲間との友情とは別に、まだ説明されていない個人的な目的があります。
ここが第8話のディアボリ加入と繋がっているかは未確定です。ただ、アラキの行動を理解するなら「外へ行きたい理由」と「ステラの失われた記憶」は避けて通れません。
私は今のアラキを、単純な闇落ちとは見ていません。
実際に仲間を裏切る行動は取っている。でも、その先で何をしようとしているのかがまだ見えない。第8話は「アラキが裏切った回」というより、「アラキが何を隠しているのか、ますます分からなくなった回」でした。
アラキはなぜステラの記憶を書き換えたのか
アラキがステラの記憶を書き換えた理由も、第8話時点では不明です。記憶を書き換えていた事実は判明していますが、何を隠すためだったのかは明かされていません。
第7話では、ステラが夢というには妙に現実感のある風景を見るようになります。まるで忘れていた過去の記憶のような内容で、その手掛かりを追ったステラとオルガは、アラキの部屋にある厳重に鍵をかけられた箱へ辿り着きました。
そこで発覚したのがアラキの秘密です。
ハルト役・堀金蒼平さんのインタビューでも、第8話を前に「なぜアラキはステラの記憶を書き換えていたのか」が未解決の謎として挙げられています。
ここで「妹を守るためだった」と決めつけるのは危険です。
ステラを何かから守るために過去を封じた可能性はあります。しかし現時点で確定しているのは、アラキが本人の知らないところで記憶を書き換え、その事実を隠していたところまでです。
守るためだったのか。アラキ自身の秘密を守るためだったのか。それとも彼が外へ出たがっている理由と関係しているのか。
答えはまだ出ていません。
だから私は、ディアボリへの加入以上にこっちの方が重いと思っています。
敵チームへ移っただけなら、事情が判明して仲間へ戻る展開もあります。でも記憶改変は、ステラが信じていた「自分の過去」そのものを揺らします。
ステラが怒っているのも当然です。兄が敵になっただけではない。自分の人生の一部を勝手に触られ、その理由すら説明されていない。
アラキに事情があるとしても、ここは「実は妹思いでした」で全部チャラにはしてほしくないですね。
「ディープ・ディバイド」の意味とは?第8話で描かれた三つの分断
第8話のサブタイトル「ディープ・ディバイド(Deep Divide)」は、日本語なら「深い分断」「深い隔たり」といった意味です。
今回の内容と重ねると、まず見えるのがアラキとステラの分断です。
兄妹として同じチームで戦ってきた二人が、ついにゲームでも敵同士になりました。しかも亀裂の原因がステラ自身の記憶なので、ただの兄妹喧嘩では済みません。
二つ目は、アラキと〈ポリスホッパー〉の分断。
アラキはディアボリへ加入しただけでなく、先読みした元仲間の動きを敵へ伝えています。立場としても行動としても、はっきり境界線をまたぎました。
そして三つ目が、残された〈ポリスホッパー〉内部の分断です。
ステラは怒りを爆発させる一方、ハルトやショウセイはまだ状況を飲み込めていない。同じチームなのに、アラキをどう受け止めるかで感情が揃っていません。
私はここが「ディープ・ディバイド」というタイトルの一番イヤらしいところだと思いました。
アラキ一人が離れただけではない。その亀裂が、残された仲間の間にまで伸びているんですよね。
メビウス・ダスト8話の感想まとめ:アラキの行動はまだ「裏切り」だけでは片付けられない
第8話で確定したのは、アラキが〈ディアボリック・ゴースト〉へ加入し、実際に〈ポリスホッパー〉へ牙をむいたことです。
一方で、なぜディアボリへ行ったのか、なぜステラの記憶を書き換えたのか、なぜそこまで外へ出たがっているのか。この三つの理由はまだ見えていません。
だからアラキを「ただの裏切り者」で処理するには早い。
とはいえ、どんな事情が出てきても妹の記憶を勝手にいじった件は別問題です。そこはアラキ君、ちゃんと正座して説明しなさい(笑)。
ゲームの勝敗以上に気になるのは、ここまで壊れた兄妹と仲間の関係をどう戻すのか。次にアラキ自身の口から何が語られるのか、そこを待ちたいです。
【公式サイト・引用・参照】
- TVアニメ「メビウス・ダスト」公式サイト STORY 第1話・第5話・第7話・第8話
- アニメイトタイムズ『メビウス・ダスト』第8話「ディープ・ディバイド」のあらすじ&先行場面カット
- アニメイトタイムズ 夏アニメ『メビウス・ダスト』ハルト役・堀金蒼平さんインタビュー

最後まで読んでいただきありがとうございます!
アラキの裏切り以上に、ステラの記憶改変の理由が気になりすぎます。

事情があっても妹の記憶を勝手に書き換えるのはアウトにゃ!
アラキ、説明不足にもほどがあるにゃ。

ディープ・ディバイドの意味まで考えると、兄妹の亀裂がさらに重く見えます。
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