アレンの火力、さすがに数字がおかしい(笑)。100万の魔王軍を相手にしながら、敵の数より先に魔石の残量を気にしているあたり、英雄というより高難度ゲームを攻略中の廃ゲーマーでした。
『ヘルモード』2nd Season第9話、通算第21話「ラポルカの魔族たち」は、ティアモへ迫る魔王軍を遅滞戦術で削り、魔石不足の危機を補給計画でひっくり返す回です。その先では、ラポルカ要塞を守る三人の魔族が待っています。
※この記事は2026年8月29日に更新されました
ヘルモード2期9話の感想:100万の物量を資源管理で迎え撃つ廃ゲーマー
第21話で面白かったのは、アレンが100万の敵を「勝てるか」ではなく、「魔石を何個使えば処理できるか」で考えていたことです。戦争を数字へ変換する思考が、元廃ゲーマーらしくてヤバい。
アレンたちは、いきなりティアモの外壁で100万体と正面衝突していません。三日三晩にわたって敵の前方へ回り込み、攻撃しては離脱する遅滞戦術を繰り返しました。
遅滞戦術で約40万体を倒し、ティアモへ到達した軍勢を外壁と召喚獣で挟撃。さらに約40万体を撃破し、残る約20万体は隊列を維持できずに四散します。
圧倒的な無双に見えて、実際は魔石の残量と消費速度を計算したギリギリの戦いです。力で押しているように見せて、裏では在庫管理表が火を噴いています(笑)。
ここからはアニメ第21話より先の原作ネタバレを含みます。
アレンの魔石はなぜ尽きなかった?どこから補給したのか
アレンへ魔石を届けたのは、戦場の後方に配置されていたエルフの回収部隊です。アレンは遅滞戦術で倒した約40万体の魔獣から、魔石を回収して運ぶよう事前に命じていました。
約3000人のエルフが回収を担当し、その中から素早さを上げるエクストラスキルを持つ100人が運搬役となります。最初の大袋には約5000個の魔石が入っていました。
運搬役は途切れずに到着し、アレンの手元には30万個以上の魔石が集まります。偶然見つかった予備ではなく、敵を倒した場所、回収する人数、前線へ運ぶ速度まで計算した補給計画です。
補給後のアレンは、竜Bの召喚獣を20体ずつ再生成し、覚醒スキル「怒りの業火」を連発します。20体を一度作り直すだけで、Bランク魔石を580個消費する豪快すぎる戦法です。
ティアモ防衛全体で使ったBランク魔石は約20万個。倒した敵から資源を回収し、その資源で次の敵を倒す。ゲームではおなじみでも、現実の戦場で成立させるにはエルフ側の協力が欠かせません。
ラポルカ要塞の魔族3人は誰?誰が生き残ったのか
ラポルカ要塞を守っていた魔族は、指揮官グラスター、前衛のヤゴフ、後衛のネフティラです。原作ではネフティラだけが生き残り、グラスターとヤゴフはアレンたちに倒されます。
グラスターは大剣を使う上位魔族で、三人の指揮官です。怒りっぽい性格ですが、アレンを「開放者」だと判断したあとは、情報を魔神レーゼルへ届けることを優先しました。
ヤゴフは約3メートルの巨体と拳を武器にします。「エクストラの門」を開いてドゴラへ攻撃しますが、アレンが召喚した石Bのミラーに威力を返され、竜Bと獣Bの追撃で死亡しました。
ネフティラは後方から回復魔法と攻撃魔法を使う支援役です。グラスターは自分が時間を稼ぎ、ネフティラへ逃走を命じます。
ネフティラは魔神レーゼルのいるフォルテニアへ向かいますが、アレンは霊Bの召喚獣を追跡させました。逃げた敵を利用して敵本拠地を探る。抜け目がないにもほどがある(笑)。
魔族が言う開放者とは?「解放者」との表記とアレンの正体
魔族が言う「開放者」とは、ノーマルモードとエクストラモードを隔てる門を越え、エクストラモードへ到達した者です。グラスターはアレンの能力を見て、開放者が人間側に現れたと誤認しました。
原作ではアレンが聞き返す場面などで「解放者」とも書かれますが、魔族側の意図に合う表記は「開放者」です。「エクストラの門を開き、越えた者」を意味します。
ノーマルモードの者は、一時的にエクストラモードの力を借りるエクストラスキルを持ちます。クレナの「限界突破」や、ヘルミオスの「神切剣」が代表例です。
開放者は常にエクストラモードにいるため、一日一回だけ門を開く必要がありません。エクストラスキルに相当する力を、通常スキルとして成長させられます。
しかし、アレンはエクストラモードではなくヘルモードです。後の原作では、開放者とは別の理にいる「超越者」と明言されます。
グラスターは、アレンが通常の成長限界から外れていることには気づきました。しかし魔族側の知識にもヘルモードが存在しないため、最も近い分類である開放者だと判断したわけです。
ティアモを守った直後になぜラポルカ要塞を攻めたのか
ラポルカ要塞の即時攻略を決めた理由は、約400万体の魔王軍予備兵力が到着する前に、敵の進軍拠点を奪う必要があったからです。
ティアモに留まれば、魔王軍は北と南から増援を送り、消耗したエルフ軍を挟撃できます。防衛に成功した直後こそ、敵が再編できていない最大の好機でした。
ラポルカ要塞は、魔王軍にとって侵攻の足場であり、エルフ側にとっては後続部隊を止める壁になります。奪還できるかどうかで、その後の戦線が変わります。
当初は30万規模の軍を編成する予定でしたが、準備と徒歩での進軍には時間がかかります。アレンは魔導船で移動時間を短縮し、5万のエルフ軍で約30万体が守る要塞へ向かいました。
正面攻撃だけでなく、召喚獣に掘らせた坑道から兵を侵入させ、南門と外壁を奪取します。守って終わらず、勝った瞬間に次の盤面へ手を伸ばす。この切り替えの速さこそ、アレン最大の武器でしょう。
逃げたネフティラの先には、魔神レーゼルが待っています。100万の軍勢を倒しても、ローゼンヘイム攻略はまだ途中。廃ゲーマーの顔が一番楽しそうになるのは、どう考えてもここからです。
【公式サイト・引用・参照】
- アニメイトタイムズ、『ヘルモード』第21話「ラポルカの魔族たち」あらすじ&先行場面カット
- MBS、第21話「ラポルカの魔族たち」番組情報
- 原作第181話「ティアモ攻防戦④」
- 原作第190話「魔族戦①」
- 原作第191話「魔族戦②」
- 原作第192話「祈り」
- 原作第210話「魔神レーゼル戦③」
- 原作第434話「クレナと調停神②」

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
魔石不足まで補給計画で覆すアレン、廃ゲーマーの本領発揮だったな。

100万体を相手に在庫管理してる時点で変態にゃ!
ラポルカの魔族まで逃がさないのが怖いにゃ。

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