『クレバテスⅡ-魔獣の王と偽りの勇者伝承-』5話|アリシアは首を切られてどうなった?巨大な自分の正体と紋の力

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アリシアさん、巨大な自分に全身を砕かれた直後、今度は園芸ばさみで首をチョキン。主人公側のヒロインに与える仕打ちとして、加減を知らなすぎます(笑)。

第5幕「自分との戦い」は、アリシアが過去の敗北と自己否定を越え、紋の力を手に入れた回でした。同時にクレンも影の塔を出現させ、ついに魔獣王らしい蹂躙を始めます。

※この記事は2026年8月6日に更新されました

『クレバテスⅡ』5話の感想:アリシアの勇者魂とクレバテス無双に期待

小さな魔獣へ変えられ、ヴィオロンの餌にされても、アリシアは助けを待ちません。植物に魔力を吸わせて暴走させ、瓶を壊して脱出する。身体が小さくなっても、窮地で突破口を作る判断力は勇者のままです。

その後に待っていたのが、自分自身の姿をした怪物との殴り合いでした。骨を砕かれ、何度踏み潰されても、アリシアは相手の動きと能力を観察し続けます。

剣も使えず、普通の魔術も扱えない。それでも諦めず、最後は受けた痛みさえ反撃の力に変える。クレバテスが彼女を「我に届いた唯一の勇者」と認めた理由は、こういうところなんですよ。尊い。

一方のクレンは、トアの書を掲げて「欲しくば、取りに来い!」と真正面から挑発しました。潜入調査など知ったことかと、学園の真ん中に巨大な塔を建てる豪快さが控えめに言って最高です。

1期のドレル将軍戦は、クレバテス本人が暴れ切る前に決着し、個人的には少々不発でした。今度こそ圧倒的な魔獣王の力で、敵の企みごとボッコボコにしていただきたい(笑)。

アリシアは首を切られてどうなったのか

アリシアは首を切られても、完全に死亡して退場するわけではありません。

現在のアリシアは、クレバテスの魔血によって不死となった「屍の勇者」です。第1期でも吊り橋から転落し、大量の血を流しながら生存していました。

ただし、不死だからどんな負傷も即座に治るわけではありません。血を失いすぎれば動けなくなりますし、首を切断された状態なら、第5話終了時点では行動不能になったと見るのが自然です。

原作では、この後もアリシアは鏡の世界でさらなる試練へ進みます。したがって、アンドリューの園芸ばさみによって物語から永久退場したわけではありません。

小型魔獣の身体がどのように元へ戻るのか、切断された首がどのように処理されるのかは、第5話の中ではまだ描かれていません。ここで確定しているのは、「首を切られてもアリシアの命そのものは終わらない」という点までです。

アンドリューは正体不明の危険な魔獣を処分したつもりでしょう。しかし切った相手は、魔獣王の魔血で動く不死の勇者です。園芸ばさみで、とんでもない地雷を踏み抜きました。

巨大なアリシアの正体はキザシ|「自分との戦い」の意味

巨大なアリシアの正体は、勇者伝承に登場する魔獣「キザシ」です。カタツムリのような姿から、試練を受けるアリシアと同じ姿へ変化しました。

キザシが再現したのは、片目を失う前の大きく強いアリシアです。小さく弱体化した現在の彼女へ「勇者にはなれない」と言葉を浴びせ、力の差を見せつけました。

キザシが本当にアリシアの心を読んだのか、試練の仕組みとして過去の姿を再現したのかは明言されていません。ただ、あの言葉がアリシア自身の劣等感を突いていたのは確かです。

アリシアは勇者に選ばれながらクレバテスに敗れ、仲間を失い、自分も殺されました。国を救えなかった失敗を抱え、「自分には勇者の資格がない」と誰よりも責め続けていたのでしょう。

サブタイトル「自分との戦い」は、同じ姿の敵を倒すという表面的な意味だけではありません。過去の敗北を理由に立ち止まろうとする自分を乗り越え、もう一度勇者として立ち上がる戦いです。

アリシアを見守っていた赤いトカゲは、北の魔獣王ヴォーデインの分身です。ヴォーデインはその姿を通して、キザシへ挑むアリシアの様子を監視していました。

魔術適性ゼロのアリシアはなぜ紋を使えたのか

アリシアが突然、授業で習った基礎魔術を使えるようになったわけではありません。キザシの試練を突破し、最上位魔術とされる「紋」と、そこに宿る練技を獲得したのです。

第2幕で挑戦したのは、杖と詠唱で魔力を操作し、ランプへ火をつける魔術でした。アリシアは魔力を細かく制御する適性が低く、こちらは最後まで成功していません。

一方、紋は試練を越えた者に与えられる固有の力です。アリシアの魔術適性が急に上昇したのではなく、通常の授業とは異なる方法で、自分の性質に合った練技を手に入れました。

原作で「苦悶の波動」と呼ばれるその力は、受けた痛みを蓄積し、攻撃へ転嫁するものです。巨大なアリシアに何度も叩き潰された苦痛を、最後の一撃としてキザシへ返しました。

尻尾が巨大化したように見えたのは、練技を放った際の表現です。「身体の一部を自由に巨大化させる能力」ではなく、苦痛を反撃の威力へ変える能力と考えるほうが正確です。

傷つくほど強い攻撃を返せる。毎回のように骨を折りながら前へ進むアリシアには、恐ろしいほど似合っています。本人には申し訳ないが、制作陣から「今後もボロボロになります」と宣告されているようにも見える(笑)。

クレンの「間引け」は生徒を殺せという意味なのか

クレンの命令は、学園にいる生徒全員を無差別に皆殺しにしろ、という意味ではありません。ローメインが塔へ送り込んだ者たちを眷属魔獣に迎撃させ、クレンのもとへ到達する人数を減らす命令です。

ローメインは一般の生徒を眠らせ、紋を持つ優秀な生徒だけにトアの書を奪わせました。クレンが戦わせているのも、ヴォーデインから過剰な力を与えられ、塔へ攻め込んできた者たちです。

とはいえ、「傷つけずに追い返せ」という優しい命令でもありません。クレンは人間の命を最優先する存在ではなく、眷属魔獣へ挑んだ生徒の安全を保証していません。

無関係な一般生徒の虐殺が目的ではない。しかし敵として向かってくる者へ手加減する理由もない。この冷酷な線引きが、クレンという魔獣王の怖さです。

むしろ生徒を危険へ追い込んでいるのは、彼らの肉体が耐えられないほどの紋の力を与え、戦場へ送り出したローメインとヴォーデインでしょう。勇者を育てる学長が、生徒を計画の消耗品として扱っている。顔が剥がれる演出以上に、その発想が気持ち悪い。

アリシアは弱さを認めたうえで勇者として立ち上がり、クレンは敵の企みごと学園を戦場へ変えました。勇者の覚醒と魔獣王の蹂躙、どちらも本番はここからです。

アリシアの試練も気になりますが、次回はそろそろクレバテス本人の圧倒的な戦闘が見たい。今度こそ遠慮なく、悪党どもをボッコボコにしてください(笑)。

【公式サイト・引用・参照】

最後まで読んでいただきありがとうございます!
クレバテス2期5話は、アリシアの覚醒と首切断の衝撃が強烈でしたね。

にゃん子
にゃん子

巨大な自分を倒した直後に首チョキンは容赦なさすぎにゃ!
クレン無双も早く見せるにゃ!

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アニメ愛好家ユウ

アニメオタク歴25年、アニメ研究歴20年(メディア学専攻)のアニメ研究ライター。
アニメ年間150本以上を視聴し、イベントやコミュニティでも発信。
日本のアニメ・マンガ・ゲームを世界遺産級カルチャーへ。
そんな想いで『アニメのミカタ』を運営中。

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