両腕まで吹き飛ばされる死闘をやった直後、欲しかった指輪を受け取った瞬間に「降参します」。アレン、お前は最後まで廃ゲーマーだな(笑)。
2nd Season第6話、通算第18話「決戦! 学園武術大会」は、アレンVS勇者ヘルミオスの決着回。大会として勝ったのはヘルミオスですが、アレンが戦闘不能になって負けた試合ではありません。
なぜアレンは自分から降参したのか。勝っていないのに魔力回復リングをなぜ受け取れたのか。ミラーの反射を神切剣がどう破ったのか。「始まりの召喚士」とは何なのか。試合終了までの流れを追うと、全部一本につながります。
※この記事は2026年8月8日に更新されました
ヘルモード 2nd Season 6話 感想:勇者に勝つより「指輪を手に入れる」がアレンらしい
ヘルミオス、やっぱり強い。序盤から圧倒的な速度と剣の重さでアレンを押し込み、勇者の格をしっかり見せてきました。
それでもアレンは真正面から剣技勝負をしません。相手の攻撃手段を確認し、魔法攻撃がないと見抜き、物理攻撃を反射する石Bの召喚獣ミラーを投入する。
強敵を前に燃え上がるというより、「仕様が分かったので対策を入れます」という発想なんですよね。戦闘なのに完全に高難度ボス攻略(笑)。
そもそもアレンが大会へ出た理由も優勝の名誉ではありません。
狙いはヘルミオスが持っていた魔力回復リング。だから欲しかった装備を入手した瞬間、大会を続ける理由も消えます。
この損得勘定のブレなさ、アレンという主人公の魅力が一番分かりやすく出た回でした。
アレンとヘルミオスはどっちが勝った?アレンが降参した理由
学園武術大会の正式な勝者は、勇者ヘルミオスです。
試合の最後にアレン本人が降参したため、記録上はヘルミオスの勝利で終了しています。
ただし「アレンが戦えなくなって負けた」という決着ではありません。
ヘルミオスのエクストラスキル「神切剣」を受けたアレンは、ミラーを破壊され、石C召喚獣10体の「みがわり」でも威力を消し切れず、剣と両腕まで吹き飛ばされます。
それでも草Bの召喚獣による回復で両腕を再生。予備の剣を取り出し、そのまま戦闘を続けようとしています。
瞬間火力だけを見れば、神切剣を持つヘルミオスが明確に上です。一方のアレンには召喚、回復、物理反射があり、本人も長期戦へ入るつもりでした。
その途中でヘルミオスから魔力回復リングを渡されます。
アレンの目的は最初からリング入手。手に入ったなら、魔石を消費してまで勇者と殴り合う利益がありません。
そこで棒読み気味に「もう力を使い果たしました」と降参。
大会の勝敗はヘルミオス。ただし「最後まで戦った場合にどちらが勝ったか」は、この試合では決着していません。ここを分けて考えるとスッキリします。
ヘルミオスがアレンに魔力回復リングを渡したのはなぜ?
アレンは大会前、ヘルミオスから「自分に勝ったら魔力回復リングをあげる」と持ちかけられています。
だからアレン自身も、リングを手に入れるにはヘルミオスに勝つ必要があると思っていました。
ところが本当の事情は別でした。
ヘルミオスは精霊王ローゼンから「始まりの召喚士アレン」にリングを渡すよう頼まれていたのです。
試合中、アレンはヘルミオスから「何者なのか」と尋ねられます。
そこで「終わりの魔王」に対抗する存在として、その場で「始まりの召喚士アレン」と名乗りました。
するとヘルミオスは、それが精霊王から聞かされていた言葉と一致したため、リングを渡します。
ヘルミオス自身のリングがなくなる心配もありません。精霊王は「勇者ヘルミオス」用のリングも別に用意していました。
この指輪の性能もアレンが欲しがるだけあります。
原作では最大魔力の1%を毎秒回復。単純計算なら1分で最大魔力の60%分を回復できることになり、召喚獣を大量運用するアレンとの相性は抜群です。
大会優勝の肩書よりMP自動回復装備。ゲーマーとして正しすぎる(笑)。
ミラーの反射とは?なぜヘルミオスの神切剣を反射できなかった?
ミラーは石Bランクの召喚獣で、特技「反射」を使います。
能力は、受けた物理攻撃のダメージを攻撃してきた相手へ返すというもの。しかも特技発動中は耐久力も上がります。
ヘルミオスには魔法攻撃がないため、この能力が非常に刺さりました。実際に一度、ヘルミオス自身の攻撃を反射して大きく吹き飛ばしています。
では、なぜ神切剣は返せなかったのか。
神切剣に「反射無効」が付いているからではありません。
ミラーは反射中でも攻撃そのもののダメージを受けます。そして攻撃へ耐え切れず倒された場合、反射は発動しないという弱点があります。
神切剣はミラーの耐久力を一撃で突破。盾ごと粉砕して召喚解除させたため、反射まで届きませんでした。
さらにアレンは石C召喚獣10体で「みがわり」を発動しますが、それでも威力を完全には殺せず両腕を失っています。
つまりミラー対策として特殊な無効化を使ったのではなく、対策そのものを圧倒的な火力でぶち抜いた。
攻略法を用意したら、ボスがDPSチェックで突破してくる。ヘルモード、名前に偽りなしです(笑)。
ヘルミオスが「人類には希望があった」と喜んだ理由は?
個人的に、この試合で一番刺さったのはヘルミオスのこの感情でした。
「人類の希望」と呼ばれている勇者本人が、アレンを見て人類への希望を感じる。
原作では、アレンもヘルミオスの笑顔の裏側へ気付きます。
ヘルミオスは強くなり、魔王軍との戦いを知ったからこそ、その先にある絶望も見続けてきました。
それでも「人類の希望」である勇者が絶望した顔を見せれば、周囲まで折れてしまう。だから自分の本心を隠し、笑顔で希望を演じ続けてきた。
そんなヘルミオスの前に、勇者の攻撃を反射し、神切剣で両腕を失っても即座に立ち上がり、「相手が強いからといって諦めない」と言うアレンが現れます。
ライバルができて嬉しかっただけではありません。
自分以外にも「絶望を越える」と言える存在がいた。ヘルミオスが欲しかった希望を、アレンの中に見つけたわけです。
「始まりの召喚士アレン」とは?精霊王ローゼンはなぜ知っていた?
「始まりの召喚士」は、アレンが以前から持っていた正式な称号ではありません。
ヘルミオスから正体を聞かれ、「終わりの魔王」に対抗する名前としてアレンがその場で考えた名乗りです。
ところが、その言葉を精霊王ローゼンは先に知っていました。
ローゼンはヘルミオスへ、魔力回復リングを「始まりの召喚士アレン」に渡すよう伝えています。
つまりアレン本人が即興で思いつくより先に、精霊王側ではその名乗りが予告されていたことになります。
第18話時点では、ローゼンがどうやって未来の言葉を知ったのか、その仕組みまでは明かされていません。
確かなのは、精霊王がアレンをただの強い学生として見ていないこと。魔王に対抗する存在として認識し、そのための装備まで準備していたという事実です。
本人はリングをもらって即降参していましたけどね(笑)。世界規模の伏線が動いている横で、目的達成したゲーマーだけが妙に冷静。この温度差まで含めて『ヘルモード』らしい決勝戦でした。
【公式サイト・引用・参照】
- アニメイトタイムズ|『ヘルモード 第2期』第18話「決戦! 学園武術大会」あらすじ&場面カット
- TVアニメ『ヘルモード』公式サイト|2nd Season
- 小説家になろう|ヘルモード 第152話「利益」
- 小説家になろう|ヘルモード 第158話「ヘルミオス戦③」

第6話まで読んでくれてありがとうございます!
アレンVSヘルミオス、最後まで戦った場合の勝敗も気になる決勝でしたね!

両腕まで飛んだのに指輪をもらって即降参とかアホにゃ!
廃ゲーマーの目的意識が強すぎるにゃ。

魔力回復リングと「始まりの召喚士」の伏線も見逃せません。
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