『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』第8話ネタバレ感想|田山の憧れの人は佐々木?なぜ本人だと気づかない?

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いやもう、「その憧れの人、今あなたの隣でヤニ吸ってますよ!」とツッコみたくなる回でした(笑)。視聴者には8年前から現在まで一本に繋がって見えているのに、本人たちだけが気づかない。このじれったさが最高です。

『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』第8話「スーパーの裏から見つけるふたり」は、なくした携帯灰皿を巡る佐々木の優しさと、田山が煙草を吸い始めた理由が重なる回でした。そして田山が第8話で「憧れていた」と気づく8年前の男性、その正体は佐々木本人です。

※この記事は2026年8月28日に更新されました

スーパーの裏でヤニ吸うふたり8話の感想:本人同士だけ気づいてないのが最高にじれったい

第8話で一番刺さったのは、佐々木が田山のために動いても、それを恩着せがましく伝えないところです。

佐々木からもらった携帯灰皿をなくし、珍しく落ち込んでいた田山。二日間探しても見つからず、「佐々木さんに謝らないと」とこぼします。

その独り言を偶然聞いてしまった佐々木は、盗み聞きへの罪悪感を抱えながらも放っておけず、大五郎と一緒に携帯灰皿を捜索。見つけた後も、自分が必死に探したことを田山へアピールしません。

こういうところなんですよ、佐々木さん。

困っている相手を見たら助ける。でも「俺が助けました」という顔をしない。この性格が、後半で明らかになる8年前の佐々木と綺麗に重なります。

田山の憧れの人は誰?8年前に助けた男性は佐々木

田山が8年前に助けられ、第8話で自分が「憧れていた」と気づく男性の正体は佐々木です。田山は当時の男性が現在の佐々木本人だとは、まだ気づいていません。

二人の過去は第6話で描かれました。

8年前、まだアルバイトだった山田は接客がうまくいかず、粘着質な客から怒鳴られてしまいます。そこで客に声をかけ、山田を助けた男性が若い頃の佐々木でした。

佐々木は山田の接客を普段から見ており、彼女が一生懸命働いていることも知っていました。うまくいかず苦しむ山田に対して、仕事が好きで続けているなら必要なものは後からついてくる、と背中を押します。

現在の山田が「スマイル」で佐々木を癒やす側になったことを考えると、この関係がまた尊い。

8年前は佐々木が山田を救い、現在は山田が疲れ切った佐々木を救っているんですよね。

そして第8話。豪雨をしのぎながら、佐々木と田山は煙草を吸い始めた理由について話します。

田山の記憶には、昔出会った男性が煙草を吸う姿が残っている。しかし田山自身は、それが自分の喫煙とどう繋がっているのか、はっきり意識していませんでした。

そこで佐々木から示されるのが「憧れ」という感情です。

つまり田山は、8年前から「あの人に憧れている」と明確に自覚していたわけではありません。8年前の出会いがずっと心に残り、第8話になってようやく、自分があの男性へ抱いていた感情の正体に気づいたわけです。

その答えを教えた男こそ、憧れの本人。

もう視聴者だけ答え合わせを終了している状態です(笑)。

では、なぜ田山は佐々木だと気づかないのか。

第6話では、山田自身が8年前に助けてくれた男性の顔を思い出せないことが明かされています。当時の佐々木は髪も服装も現在とは雰囲気が異なり、山田の記憶には「自分を助けてくれた男性」という印象が強く残っています。

だから現在の佐々木を見ても、あの時の男性と完全には結びつかない。

ただし面白いのは、顔では分からなくても人柄には再び惹かれていることです。

8年前も困っていた山田を黙って助けた。そして第8話でも、落ち込む田山のために携帯灰皿を探しながら、その苦労を本人へひけらかさない。

田山さん、あなた同じ男に二回やられてます(笑)。

過去の恩人だから好きになるのではなく、本人だと知らなくても現在の佐々木にまた心を動かされている。ここが単なる「昔会っていました」という仕掛けより、ずっと好きなところです。

田山はなぜ元気がなかった?なくした携帯灰皿はどうなった?

田山が元気をなくしていた理由は、佐々木からもらった携帯灰皿をなくしたからです。携帯灰皿は最終的に佐々木と大五郎が探し出し、田山の手元へ戻りました。

重要なのは、同じ商品を買い直せば済む話ではなかったことです。

佐々木からもらった物だから、田山は二日間も探し続けていた。

田山本人が恋愛感情としてどこまで自覚しているかとは別に、この時点でもう佐々木からもらった物は「なくしたら本気で落ち込む」ほど特別になっています。

一方の佐々木も、田山が困っていると知った以上は放置できない。

そして、これが8年前と同じなんですよ。

山田がクレーマーに困っていた時も、携帯灰皿をなくして田山が落ち込んでいる時も、佐々木は困っている女性を見て動く。ただし格好いいヒーローを演じる気はない。

田山が昔の男性と現在の佐々木をまだ結びつけられなくても、同じ優しさにはちゃんと反応しています。

携帯灰皿を「見つける」前半から、自分の中にあった「憧れ」を見つける後半へ。

「スーパーの裏から見つけるふたり」というサブタイトルも、物探しだけを指しているわけではないと見ると綺麗です。

スーパーの裏でヤニ吸うふたり8話の感想まとめ:その憧れの人、ずっと目の前にいます(笑)

第8話は、なくした携帯灰皿という小さな出来事から、8年前の出会いまで自然に繋げてきました。

田山はようやく、昔の男性に抱いていた気持ちが「憧れ」だったと気づく。でも、その男性が目の前の佐々木だとは分からない。

しかも本人だと知らない現在でも、佐々木の同じ優しさにまた惹かれている。

顔認証は失敗しているのに、人柄認証だけ二度も通っているのがたまらん(笑)。

大きな事件も派手な告白もない。それでも一服する時間を重ねるほど、過去と現在の二人が少しずつ近づいていく。このゆっくりした距離感こそ『ヤニすう』の美味しいところです。

田山の中で「あの人」と「佐々木さん」が一本に繋がった時、どんな顔をするのか。そこはじっくり待ちたいですね。

【公式サイト・引用・参照】

最後まで読んでいただきありがとうございます!
田山の憧れの人が佐々木本人なのに、まだ気づかない距離感がたまりません。

にゃん子
にゃん子

顔認証は失敗してるのに人柄認証は二回成功してるにゃ!
ニマニマしてる場合じゃない変態にゃ!

携帯灰皿から8年前の憧れまで繋がる構成も見事でした。
面白かったらSNSでシェアして、皆さんの第8話への意見も書いてください!

アニメ愛好家ユウ

アニメオタク歴25年、アニメ研究歴20年(メディア学専攻)のアニメ研究ライター。
アニメ年間150本以上を視聴し、イベントやコミュニティでも発信。
日本のアニメ・マンガ・ゲームを世界遺産級カルチャーへ。
そんな想いで『アニメのミカタ』を運営中。

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