『ヤニねこ』6話|ペンペンねこは何者?新キャラ登場と地獄の夏を振り返る

記事内に広告が含まれています。

ライターが切れたなら買いに行けばいい。そんな常識を「吸っているタバコから次の一本へ火を移し続ければいい」で殴り倒すヤニねこ、開始早々どうかしている(笑)。

『ヤニねこ』6話「ニャーの夏が始まって終わるにゃ」は、ヤニねこの喫煙、アルねこの泥酔、おちんぽ達郎の修羅場を短いテンポで畳みかけながら、ペンペンねこという新しい濃すぎる獣人まで放り込んでくる回でした。

あのボロボロの格好で妙に達観したことを口にするペンペンねこ、一体何者なのか。原作まで見ると、その「悟っているようで全然悟れていない」キャラクターがかなり見えてきます。

※この記事は2026年8月7日に更新されました

『ヤニねこ』6話 感想:夏が始まって終わるまで全員ろくでもない(笑)

6話は大きな物語を動かすというより、「この獣人たちの日常、やっぱり終わってるな」をひたすら浴びるタイプの回でした。

ライターのガスが切れたヤニねこは、消えかけた火を次の一本へ延々と継承。火を絶やさないために吸い続けるという、本末転倒をここまで美しく成立させる奴も珍しいです。

アルねこも負けていません。飲み会の途中で姿を消し、なぜか江ノ島で保護される。

ここは「どうやって江ノ島まで行った?」と考えたくなるところですが、作中で詳しい移動経路は説明されません。酔ったアルねこの失踪癖を極端な形で見せるギャグで、公式あらすじ自身が「遠いなおい」と突っ込んでいます。

しかも原作では、居酒屋の名前と「えのしま」を取り違えたことまでネタになっている。推理する事件ではなく、アルねこの酩酊っぷりを笑うところです。

後半は締め切り寸前のおちんぽ達郎。

編集側が獣人派遣会社から3人のアシスタントを送ってくれるのですが、普通なら救援部隊なのに、『ヤニねこ』だと人数が増えた時点で嫌な予感しかしない(笑)。

3人はベタ・トーン・背景を担当するものの、経験不足で仕事は怪しい。ここで逆に、普段散々な扱いを受けているヤニねこが「漫画アシスタントとしては意外と使える」という事実まで浮かび上がるのが好きです。

クズしかいないように見えて、クズにも得意分野がある。『ヤニねこ』って、たまに妙なところで人間を肯定してくるんですよね。

ペンペンねこは何者?『ヤニねこ』6話の新キャラを解説

ペンペンねこは、本名ナズナ。家を持たず、河川敷でテント生活をしている女性獣人です。

ツギハギだらけの帽子と粗末なマント姿で、社会的な価値観から離れて自然の中で自由に生きている――ように振る舞っています。

ここだけ聞くと、世俗を捨てた達人みたいなんですよ。

ところがペンペンねこの面白さは、その達観がかなりの割合で虚勢だというところにあります。

人前では哲学者のような言葉を並べ、「物を持たない生き方」を格好よく語る。一方でテントなど文明の道具は普通に使うし、社会から受けるダメージには普通に傷つく。

つまり、本当に何も欲しがらない仙人ではありません。

ペンペンねこは「自由だからこの暮らしを選んでいる」と自分に言い聞かせながら生きている、強がりの人です。

この弱さが見えてくると、一気に可愛くなるんですよね。

ヤニねこも自由人ですが、あちらは欲望に忠実すぎて社会の側を無視するタイプ。ペンペンねこは社会から距離を取った自分を「自由」という思想で包んでいる。

似たようなダメ獣人に見えて、精神構造がかなり違います。

原作では、ペンペンねこは当初にゃがみ川の河川敷付近で暮らしていました。その後、生活拠点を失う出来事を経て、ヤニねこたちのアパート敷地へ入り込んでいきます。

なので「6話だけの一発キャラなの?」への答えは否。

今後もヤニねこたちの日常へ絡んでくるキャラクターです。

放送開始前から、おちんぽ達郎役の明智璃子さんが公式インタビューで「一番好きなキャラクター」としてペンペンねこを挙げ、アニメになった時のインパクトの強さにも触れていました。

実際、分かる。あの格好、あの口調、あの思想で真顔を貫かれると、画面にいるだけでもう面白い(笑)。

ペンペンねこはなぜヤニねこたちと馴染むのか

ペンペンねこが面白いのは、ヤニねこたちと境遇が同じだから仲間になるわけではないところです。

ヤニねこは家があり、妹から心配され、大家に怒られながらも最低限の社会との接点を持っています。ペンペンねこはそこからさらに外側にいる。

それでもヤニねこは、相手の生活を立て直そうとも、説教しようともしません。

まあ本人が説教できる立場ではないんですが(笑)。

『ヤニねこ』の獣人たちは基本的に、相手がどうしようもなくても「そういう奴」として雑に受け入れます。ペンペンねこもその輪の中へ入ることで、孤独なキャラクターから「変な奴らの一員」に変わっていく。

この作品、下品なギャグの後ろでたまにこういう優しさを出してくるから油断できません。

『ヤニねこ』6話の締め:季節は進んでも生活は一歩も進まない

火をつなぎ続けるヤニねこ、江ノ島まで消えるアルねこ、締め切りで死にかける達郎。そしてペンペンねこまで加わる。

「ニャーの夏が始まって終わるにゃ」という題名通り時間はちゃんと流れているのに、誰の生活も改善していません(笑)。

でもペンペンねこだけは、このしょうもない連中と出会うことで少し景色が変わっていく。

大家さんには心底申し訳ないが、このアパートは問題児が増えるほど面白い。もう治安の回復は諦めてもらおう(笑)。

【公式サイト・引用・参照】

第6話の記事を読んでくれてありがとうございます!
ペンペンねこまで加わって、獣人たちの夏がますますカオスでしたね(笑)。

にゃん子
にゃん子

アルねこの江ノ島失踪まで含めて全員ダメすぎるにゃ!
アホしかいないにゃ(笑)。

ペンペンねこの今後も楽しみです!
『ヤニねこ』6話の感想も添えて、ぜひSNSでシェアしてください!

アニメ愛好家ユウ

アニメオタク歴25年、アニメ研究歴20年(メディア学専攻)のアニメ研究ライター。
アニメ年間150本以上を視聴し、イベントやコミュニティでも発信。
日本のアニメ・マンガ・ゲームを世界遺産級カルチャーへ。
そんな想いで『アニメのミカタ』を運営中。

アニメ愛好家ユウをフォローする
タイトルとURLをコピーしました