下水道いっぱいの魔鼠を見た瞬間、画面から臭ってきそうで顔が引きつりました。デカいネズミだけでも嫌なのに、それが群れで来る。オタクの想像力が悪い方向に仕事をしすぎる(笑)。
『ここ俺』第9話「闇に潜む魔獣たち」は、アリオとジニーの救出戦を通して、王都に潜む吸血鬼勢力と邪神信仰の存在が見え始める回でした。
※この記事は2026年8月29日に更新されました
ここ俺9話の感想:救出戦に見せかけた吸血鬼事件の始まり
一番刺さったのは、ロックがアリオとジニーの失踪を聞いて即座に動いたことです。ラック時代の実力を隠していても、仲間を見捨てない根っこの部分は隠せていません。
アリオとジニーは死亡しておらず、ロックたちに救出されます。二人の安否が気になっていた人は、そこは安心して大丈夫です。
セルリスも下水まみれになりながら前へ出ました。お嬢様剣士が綺麗な格好のまま活躍するより、泥と魔鼠にまみれて必死に戦う姿のほうが妙に可愛い。ボロボロの姫、控えめに言って最高です。
ただし、今回の魔鼠は単なる討伐対象ではありません。異常な数、通常の何倍もある巨体、魔鼠の死骸から出てきた謎の破片。自然発生と考えるには、不自然な材料がそろいすぎています。
カビーノの背後にいる貴族を追う調査と、下水道で見つかった邪神像がどこまでつながるのか。害獣退治で終わらない不穏さが、第9話の本当の見どころでした。
ここからはアニメ第9話より先の原作ネタバレを含みます。
魔鼠はなぜ大量発生し、巨大化したのか
魔鼠が大量発生・巨大化した原因は、原作でも確定していません。最有力なのは、魔鼠の死骸から見つかった邪神像の破片に宿る呪いや負の力です。
原作では、ミルカが下水道を離れてから魔鼠の大群が現れるまで、ほとんど時間が経っていません。前夜にはいなかった魔鼠が、翌日には通常の繁殖で説明できない数まで増えていました。
セルリスたちも「ネズミ算式といっても限度がある」と気づきます。外部から集まった可能性も検討されますが、短時間であれほどの数と巨体がそろった理由までは説明できません。
そこで浮上するのが、魔鼠の死骸から回収された破片です。破片を組み合わせると邪神像の形になり、シアは呪いなどの負の力が魔鼠を集め、急成長させた可能性を挙げました。
ただし、ルッチラは「邪神像の破片が大発生に関与したと決まったわけではない」と指摘しています。ロックも無関係とは考えにくいと判断しただけで、因果関係を断定していません。
現時点の答えは、「邪神像の破片が原因として最も怪しいが、魔鼠を集めたのか、巨大化させたのかは未確定」です。この曖昧さそのものが、王都で続く事件の伏線になっています。
魔鼠が敵の本命ではなく、もっと禍々しい存在が残した影響にすぎない。この構図がイヤらしくて良い。あの大群ですら前触れだと思うと、下水道の暗さが一段深く見えてきます。
下水道で見つかった邪神像の破片の正体は何か
魔鼠から見つかった破片の正体は、吸血鬼たちが崇拝する「昏き者どもの神」を召喚するための邪神像です。ヴァンパイアハンターの一族であるシアが、その用途に気づきました。
組み上げられた像には十七本の脚、七本の腕、コウモリのような翼があります。頭部だけは欠けており、召喚がすでに行われたのか、これから行われる段階なのかも判別できません。
原作では後に、吸血鬼の本拠地で人間より巨大な頭部が発見されます。緑色の皮膚、三つの目、髪の代わりに伸びる触手を持つ異形で、ロックは欠けていた邪神像の頭部に当たるものだと判断しました。
邪神像と吸血鬼勢力の関係は、ここで明確になります。一方、吸血鬼が魔鼠を巨大化させる目的で破片を散布したのか、魔鼠が偶然破片をのみ込んだのかは明かされません。
私はこういう「雑魚敵の体内から、世界観の底にいるヤバいものが出てくる」展開が大好物です。巨大魔鼠を倒して一件落着と思わせ、もっと触ってはいけないものを拾わせる。怖いけれどワクワクするんですよ。
魔鼠を下水道に集めた犯人と黒幕は誰なのか
第9話の時点では、邪神像の破片を下水道へばらまいた実行犯は判明していません。原作で邪神像との関係が明らかになる勢力は、王都に潜伏していた吸血鬼たちです。
その後、ロックたちはマスタフォン侯爵家から聞こえる詠唱や悪臭を手掛かりに屋敷へ侵入します。しかし、マスタフォン侯爵夫妻は黒幕ではありません。
侯爵家はすでに吸血鬼たちに占拠され、夫妻も屋敷内に囚われていました。怪しい貴族の屋敷だから当主も悪人だろうという、分かりやすい予想をひっくり返してきます。
屋敷にあった転移魔法陣は、吸血鬼の本拠地へつながっていました。その先で邪神の頭部と「昏き神の加護」に使われる装置が見つかるため、邪神像が吸血鬼側の儀式道具であることは確定します。
しかし、誰が破片を運び、魔鼠の異常発生を意図していたのかまでは不明です。判明しているのは吸血鬼勢力が邪神を利用していたことまでで、魔鼠事件の直接的な犯人は未確定のままです。
ロックにとっては下水道の害獣退治でも、その奥には王都を蝕む吸血鬼たちがいました。次に殴り込む先では、ネズミどころではないゲスな連中が待っています。徹底的にボコボコにしていただきたい(笑)。
【公式サイト・引用・参照】
- アニメイトタイムズ、『ここ俺』第9話「闇に潜む魔獣たち」あらすじ&先行場面カット
- 原作第77話「魔鼠の謎」
- 原作第78話「邪神像と人探し任務」
- 原作第88話「謎の頭部と昏き神の加護」
- 原作第91話「マスタフォン侯爵夫妻」

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
魔鼠の巨大化と邪神像の破片、ただの害獣退治では終わらなかったな。

吸血鬼までつながるなんて、王都の下水道が物騒すぎるにゃ!
ロック、また厄介事を拾ってるにゃ。

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